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犬と海外旅行、リヒテンシュタインへ

楽しかったインスブルックを後にして、再び移動日ですが、今日はリヒテンシュタインまでの割と短距離移動。
そこでちょっと遠まわりしてイタリアのステルビオ峠をドライブする事にしました。
なんの気無し、無計画にグーグルマップを見ていて行くことにしたのですが、これがなかなかのドライブになったのです。

世界は広い

ドライブはいつも楽しい、何というか、牧歌的な景色をそこそこのスピードで走り抜けて行く、信号なんてほとんどないし、ラウンドアバウト(環状交差点)さえマスターすれば本当に合理的に行きたいところに行けます。
とはいえグーグルマップがないとどうにもならないのですが、GPSは日本より強いし、電波もかなり田舎でも届きます。
毎回海外に行く時は、フリーSIMのカードを日本で買って行くのですが、今回はiPhoneに10GBを2枚、iPadに10GBを1枚の30GBを使いました。それでもAmazon購入で1枚1900円なので6000円弱で1ヶ月フルに使って余裕がある。
何年も前は、もっと高くて、現地で現地フリーシムを買ってアクチベーションして使ってたので随分安く簡単になりました。
2枚あれば十分ですが何かの問題でデータを爆使いしてしまってたりなくなると最悪なので予備に1枚というのが私の考えです。話が外れましたが、気持ちよく走っていたら、突如大渋滞にハマりました。
大渋滞といってもノロノロと動いていて、日本の街中の速度なのでこちらとしてはたいしたことないのですが、ちょうどお昼時だったので、買ってあったクロワッサンとホテルで作ったアスパラガスでランチをとることにしました。
脇道に入って草むらの中に車を停めてリアのハッチを開き渋滞を眺めながらランチ!これもなんだか楽しいのです。
しばらくすると、古いシュコダが入ってきて、若い男性が、横に停めて良いか?これから山に登るから何時間か停めるけど、、、
もちろん大丈夫、私はランチしているだけだから、、、そんな会話をして、彼は彼女を連れて山に登って行きました。
なんかいい雰囲気だったのでちょいと羨ましく思いました。
こっちの若者たちはあまり贅沢な感じはありませんがこういう楽しみ方をよく知っています。
スマホに没頭している若者を一度も見なかったのも日本との違いですが、逆に観光客はスマホでどこでも検索しているので当然ですがスリなどに目をつけられやすいですね。
私は街歩きする時は自撮り棒を畳んでスマホをバッグにぶら下げてグーグルマップを起動させて歩いています。
そうこうしていると、急に渋滞がなくなりました。
再び車をイタリアに向けて走らせていると、湖にでました。
その駐車場が随分賑わっているのでちょっとトイレ休憩に立ち寄ることにしました。
それがキルヒトゥルム・フォン・アルトグラウンという歴史的な場所である事を後で知るのですが、写真のように湖の中に教会の時計台がぽつりと立っています。
ダムによって消えた村の教会という事でモニュメントもありました。
どこの国でもこうした事があるのですね〜

ステルビオ峠からアルプス越えてリヒテンシュタインに

いよいよステルビオ峠にやってきました。日本で言えば日光いろは坂のようなところです。
イタリアの自動車メーカーのアルファロメオにステルビオの名を持つSUVがあります。
なのでアルファ乗りなら知っている有名な峠です。
私はアルファ乗りじゃないですがここまで来たら走ってみたいと足を伸ばしたのですが、下調べ無しなのでいまいちどこからどこがステルビオ峠なのかわからないままにドライブしました。
それでもすごく楽しいドライブでしたが、そこからリヒテンシュタインへのアルプス超えの峠道がとんでもない道でした。
イタリアでは気温は20度超えだったのが、途中から雪が降り出し、進むにつれてあたりには積雪が出てきて、気温は1度まで下がります。凍結アラートも出ているし、ところどころに「SOS」マーク付きの避難小屋が出てきます。
走る車は私だけ、、、、これは超えれるのか?かなり心配な状況ですが、対向車のボンネットの雪を見るとまぁ走れるギリギリか?という感じです。ノーマルタイヤが心配でしたが、途中から雨になったので行ってみる事にしました。
緊張感いっぱいのドライブでしたが、峠を越えると再び美しい山岳風景に戻りホッとしました。
たった数時間のドライブで夏と冬を同時に経験できるというのもヨーロッパ大陸の大きさですね。
夕方にはリヒテンシュタインの宿泊地に到着!
スイスよりは物価は安いけれどホテルも安宿以外は高額なので、今回はユースホステルをチョイスしました。
これが大正解!素敵な宿でした。この話はまた次に

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