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犬と海外旅行、インスブルック街歩き

インスブルックは小さな街ですが、歴史的建造物がぎゅっと詰まっていて素敵な街です。
どこで写真を撮っても絵になるし、美味しいパン屋さんもたくさんあるし、きれいで広い公園がある。
ヨーロッパの街はどこも必ず公園が広くあって、とてもよく整備されている。
私のレッスン場のあるあたりは郊外で住宅街が近くにあるにも関わらず使い道に困るような小さな広場しかない。
車で5分行ったところにある公園は割と整備されているからそこを散歩したり、レッスンで使うことが多い。
インスブルックは有名な観光地なのですが時期的なのかそれほど観光客はおらず特に何かを観光するでなくのんびりと街歩きするのがいい感じです。

自転車でサイクリング

街歩きも1日あれば十分なので、ホテルにある無料の自転車を使ってサイクリングをしました。
サイクリングといっても、ホテルの自転車はピンク色のいわゆるママチャリです。
私は過去にオランダのアムステルダムやオーストリアのウィーン、クロアチアのドゥブルブニクからシーカヤックで小さな島に渡ってそこをサイクリングしたり、チェコのチェスキークロムロフの牧歌的な郊外を自転車で走った事がありますが、ウノと自転車で走るのはこれが初めてです。当然ですがウノも初めての事です。
自転車道がよく整備されているけど犬と自転車って組み合わせはこちらでもあまりみませんのでもしかすると好ましくないのかもしれません。
日本では時折、すごいスピードで犬に引っ張られるように走っている人いますが、あれは虐待チックですね〜
で、私はというと歩く速度プラスくらいでのんびりとウノを左か右に置きながら走ります。
当のウノは初めてなのにちゃんと並走してくれますのでもしかするとリードはなくてもよかったかも?
インスブルックは山との距離が近いので、山に向かって走ってみます。
途中で無人のアスパラガスとイチゴを販売しているところを見つけて、アスパラガスを買って調理したり、地元のアイスクリーム屋を見つけて食べたり、古い街の教会にで会ったり、地元の人たちの住う場所に行ったりして、歩くのとはちょっと違う経験ができました。

トレーニングをするという事は可能性を高める事

私は一般的に言うと、ドッグトレーナーとか、ビヘイビアなんちゃらとか、訓練士とかの類に入る仕事をしていますが、私自身はその意識は薄く、どちらかというと、普通の飼い主のプロ?のような感覚でレッスンをしています。
もちろん、訓練競技やドッグダンス、ディスクドッグも教えていますし、その世界でもかなりできる方だと思います。
でも、そうした事って普通の生活ではあまり意味はないし、使えない事だったりします。
むしろ、普通に散歩したり、食事を考えたり、医療について安全や安心を伝える事の方が大きいし大切だと思うのです。
事実、私のレッスンはそうしたところをレッスンしますし、私自身もそれをウノと共有しています。
今回のヨーロッパの街歩きでも日常をヨーロッパに移しただけで、特別な事をしている感覚はありません。
トレーニングをしていれば、リードを外せるし、山も登れるし、レストランも電車も自由に入れる。自転車の旅だってできてしまう。でも、リード外すとどこ行くかわからないとか、呼んでも戻っこないとか、じっとしていられないとか、すぐ吠えるとか、、、、、それが日常であるとヨーロッパにきても当然楽しむ事は極めて限定的になる。むしろ日本にいるよりも難しくなるか、リードをつけっぱなしの旅になるでしょう。
トレーニングをするという事は犬との生活を豊かにし、自由に過ごせる事だと思います。
フレキシブルリードを最大限に伸ばして犬に自由を与えている感覚は、どこまで行ってもそのリードの範囲だけて、「カッ」という音で犬はそれ以上はいけない事を知っている。
人間のアップデートがあれば日本の犬ももう少し自由を手に入れられるのでしょうが、さてどうでしょうか?


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