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犬と海外旅行、犬と登山

ザルツブルクからインスブルックに移動日、300キロくらいのドライブです。
こうした移動日が何回もあるのですが、基本的にその日の朝ものんびり散歩してチェックアウトギリギリまでホテルにいます。
それから出発して、寄り道しながら次の目的地についても夕方4時~7時くらいにはチェックインできます。
ヨーロッパの5月〜サマーシーズンは7時なんて日本の3時くらいの明るさだから到着してから街歩きもできてしまう。
この日も途中で見つけた山を登る事にしました。
山のピークは2300mそこそこですが、登り始めるポイントがすでに1000mくらいの高所であり、日本のような単独峰でなく、大きな山々が連なる連峰のため、割と気楽にある程度高い山に登れてしまう。しかもかなり上までゴンドラが稼働しているのでサンダルでも行けてしまいます。
日本で富士山の弾丸登山や軽装での海外登山者が問題になっていますが、この環境を知っているとそれも納得できてしまいます。もちろん富士山のそれはアウトですがね。なので、日本も単に「ダメだ、危険だ」と言うのではなく、海外の登山スタイルとは違うという事を明確に伝えて行くべきでしょうね。

犬にとっても登りやすい登山

この旅で2回の登山をしましたが、本当にドッグフレンドリーです。
当たり前のように犬を迎え入れる環境が備わっていて、あえて注意事項をタラタラと書いたサインなんて皆無、、、、むしろコントロールの効かない犬やマナーの悪い犬は来ないから安心して登れる。
近ごろでは本栖湖などの富士五湖では犬を泳がすな!という事を公然と述べる人たちがいます。
理由は、魚の内蔵から犬の毛が出てきたから生態系に問題を生じさせるという信じられないロジックからだ。
こんな事をいう方々は一体どれくらいのサイクルの生態系を言っているのでしょうか?きっと10年くらいのサイクルなのでしょう。
だってその人たちが言い始める何千年も前から犬はそこで泳いでいるし、犬に限らず様々な動物が湖をシェアしている。
むしろそこに動力のついた船を浮かべ、キャンプ場を作り釣り糸などが湖底で絡まりしているのは人間の方です。
まぁ富士山のゴミ問題も同じ事ですが、なぜか自分たちはその数に入れないで言葉のしゃべれない動物の責任にしてしまう。同じ日本人としては恥ずかしい限りですが、これもまた日本の文化なので横から沿って行くしかありません。
そんな事も感じ考えながらノーリードで安全に自由に歩くウノの姿を見て安心する私でした。

ピーク付近は野生動物たちの生活圏

当然ですが高所になると大きな鹿から小さな動物まで色々な動物と遭遇したりみたりする。
私達が彼らの生活圏にお邪魔しているのだと実感する瞬間です。同時にこうした自然環境が保護されているから街や村で野生動物をみる事はない。
アニマルウェルフェアは何も犬やネコに限った事ではなく、多様性についても性別や人種ではなくもっと根深いところで息づいてるのだなぁと感じました。
そもそもゴミ一つ落ちていませんからね〜

ピークは登れず

いよいよピーク付近まで来たのですが、そこは鎖場と階段、、、そびえるそこには、とても軽装の私では危険、もちろんウノも無理と判断して断念しました。
しかしながら、その場から一望する全ての中に人間と犬は私たちだけという贅沢な時間を得る事ができました。
下山中から雨が降りだして、トレイルラン状態で走り抜け、ゴンドラに到着したと同時に土砂降り、雷雨、、、、まぁウノは晴れ男なので助けられました。
悪天候でゴンドラは30分くらい出発できずにいましたが、一気に晴れ渡り、帰路は美しい山景色を見ながら下山と、楽しい登山となりました。

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