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子犬の社会化その1

子犬の社会化その1

3ヶ月のボーダーコリーと半日社会化を行いました。
3時間くらいいろんな場所に出かけて経験を積みました。
刺激に触れるだけでなく、それがいいものであると認識することが大切ですが、案外そのあたりをみなさんスルーしてしまい結局はストレスをかけるだけで終わってしまうこともあります。
実際に私も細心の注意をはらいながら社会化を促進するのですが、それでも完璧なアプローチはできないしうまく導けないところもあります。
でもしないよりはしたほうがその子の将来におけるストレスはあきらかに軽減できます。
例えば、大切な社会化期をペットショップや室内で過ごしてしまったある子は散歩の途中途中でフリーズします。
ある日、散歩中にシャッターのしまる音を聞いた途端、飛び上がるように逃げてしまいました。それ以後その子はその道に近づくことすらできなくなってしまったといいます。
社会化の遅れた子ではこのようなことに類することは沢山あります。
まったくない子はいませんが、当然少ないほうがいいに決まってますよね。
また、時系列と子犬の成長曲線は比例しているため、ほんのわずかなタイミングをはずすと社会化はうまくいかないのですが、中にはそれをわからずに、うちの子はありとあらゆるところに連れていきましたけど恐がりです。だから社会化って意味がないのでは?といわれる方がいらっしゃいますが、それはタイミングやアプローチの仕方がすこし異なっていたのかもしれません。
すべては飼い主さんに依存するのが社会化です。
じゃあ、社会化は3ヶ月齢までの社会化期でないとできないかというとそんなことはありません。
しかしできればスポンジが水を吸い込むようになんでも受け入れられる3ヶ月齢までに経験をさせてあげるとお互いにストレスがすくなくてすみます。それ以降になると怖いものを学ぶ時期がきてやがて6ヶ月齢頃になると思春期という難しい時期がやってきます。しかしこの思春期こそが第二ま社会化期といわれるくらい積極性を示せる時期なのです。
3ヶ月齢の頃のようになんでもオッケーではありませんが受け入れる事のできる時期です。
この時期をうまくアプローチしてあげれば社会性はついていきます。
でもそれを超えてしまうと行動は極端になってしまいます・・・・
この日、この子はたった数時間で沢山の人と犬とふれあい、沢山の刺激を楽しんで、たくさん歩き、沢山遊びました。
この時間は明日もその先も続くべきです。でもそれはわずか1ヶ月間のことでもあるのです。

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