イメージ
犬は世の中をどう見ているのか
昨日はフリスタグループ2つとレトリバーグループのレッスンがありました。
フリスタは「イメージ」についてのレクチャーとレッスンを行いました。
私たち人間は「イメージ」つまり想像という能力を持っています。
それはフリスタで曲を選ぶ際も、曲の解釈を行動におきかえるときも、犬に伝える時もかならずついてまわります。
ところが、このイメージというものは犬の世界観には人間とおなじようにはありません。
ですから当然齟齬がおこるわけです。
そのつながらない部分をいかにつなげるか・・・・
この課題はとても大きいのです。
イメージは感情というタグ付けができます。
感情は喜怒哀楽です。
それらは、緊張や笑顔というタグ付けができます。
さらにそれは人の動きにつながっています。
これらは逆にもつながっています。
こうしたことをかんがえるまでもなく犬に伝えていくことができれば犬のストレスはほとんどないままに楽しくやれるわけです。
ところが時々人間のイメージは「妄想」にタグ付けされることがあります。
この妄想がくせ者なのです。
妄想というのは、できもしないことや空想の世界のようなものですから、犬には実現不可能なことだったりします。
しかし人はそれを要求し、できるものだと錯覚してしまうのです。
実際、私もそういう妄想の世界が大好きですし、ビンゴにもつたえてしまった事もあります。
でもそういうものはまずうまくいかないわけです。
で、昨日は即興で犬と動いてもらいました。
ここには妄想はありません。
純粋に音を拾い、犬と楽しむだけです。
それをすることによって自分たちの足りないところも見えてくるし、曲選びや構成も見えてきます。
たまに即興はすごくいいカンフル剤になるのです。
カンフル剤といえばレトリバーのレッスンでは散歩に出かけました。
いつもレッスン場だけでは見えてこないものが外では見えてきます。
あれっ、
こんなふうに歩くんだ?
こんなふうにハンドリングしているんだ?
こんなふうに気持ちが表現されているんだ・・・・
で、
穴ぼこが見えてきます。
総じてアドバイスのクオリティが高くなりますし、要求されることも高くなります。
普段のなんでもない散歩でそこまでっ・・・・そう思えるかもしれないけど、だれかに言われないと気づけないこともあるわけです。
今週の課外レッスンはディスク大会!こちらも気づきの時間になりますように♪そしていっぱい楽しんでくださいね。