犬の鼻が乾燥しているのは病気?
犬の鼻が乾くとよくないといいますが
昨日は朝にすこし雪がちらついたものの結局雪どころか雨すら降りませんでしたね〜
まぁ、レッスンができたからよかったのですが、犬達からすれば雪遊びできず残念でした。
今日はさらに寒そうな空気です。鼻の奥がチーンとなるような寒さ。鼻の中が乾燥して痛いです。
空気がうんと乾燥しているんですね。
乾燥といえば、犬の鼻が乾燥しているとよくないという話を聞いた事があると思います。
これはたして本当なんでしょうか?
実は犬の鼻の乾燥はよくあることなんです。つまり病気とはあまり関係がないのです。
そもそもなぜ犬の鼻が濡れているかと言いますと、犬自身が自分で鼻を舐めているからなのです。
鼻をなめる理由は簡単です。
濡らしておく事で、細かな分子のにおいを収拾しやすくするためです。
ウエットな状態の食べ物のほうがにおいはしますよね?
暑いときミストのような霧が出ているお店がありますが、そういうところを通ると細かなにおいがすることがありますよね?
我々人間でも水分を含んでいるもののにおいほど嗅ぎ取る事ができます。
犬はにおいで景色ょ見ると言うように、犬のにおいを認識する能力は我々の100万倍ともいわれるほどです。
そのひとつの理由が自分で鼻をなめることにあります。だって私たちは自分で鼻をなめれるほど舌がながくないですからね〜
ただ、犬だって常に鼻を濡らしてにおいをとる必要はないわけです。
寝ているときや、部屋でのんびりしている時、外でたってリラックスできているときは鼻は濡れていません。
とくに乾燥している季節ではその傾向が強くなります。
また、一般的に鼻の長い犬の方が嗅ぎ取る能力は優れています。科学的な解明はされていませんが色素の濃い犬の方が嗅覚は優れているとも言われます。
ですのではなぺちゃ犬のほうがにおいを嗅ぐことに鈍感なので鼻は乾燥気味になるようです。
同じ犬種でも黒い子と白い子では白い子のほうが乾燥しやすいということも言えるかもしれません。
また、臭いそのものの分子も重いものと軽いものがあります。
アンモニアの臭いは空気より軽いのでより遠くまで運ばれやすいです。
犬達はこの臭いをよく嗅いでいます。
マーキングの多い子はこの臭いをとりたいので鼻を常に濡らしておきたいわけですが、そうでない子は特別に鼻をぬらす必要がありません。
食べ物の臭いの多くは空気より重いので、地面付近にあります。
食いしん坊で拾い食いの多い子は地面のにおいを嗅ぎ続ける行動が習慣化していれば鼻は常に濡れているでしょう。
それから、犬種によっては高いところにある臭いを嗅ぎたがるタイプと低いところにあるにおいを嗅ぎたがるタイプがあります。
ポインターやセッターは高いところのにおいかぎが得意ですし、ハウンド系やビーグルなどは低いところのにおいかぎが得意ですので常に地面をかいで移動していますよね。こいういタイプはいつも鼻が濡れています。
ではまとめです。
一般的に鼻が乾いているから病気ということはありません。
寝起きなどで部屋が乾燥していれば犬の鼻も乾いています。
また、環境や犬種や色などで乾燥しやすいタイプもありますしそうでないタイプもありますので、隣にいる犬が濡れているのにうちの子は乾いているということもあります。
性格によっても違います。
もし病気を疑うのであれば、どの時間、どの環境、どの条件においても乾燥している時です。
そういう時はすぐに診断を仰ぎましょう。
いつも言うようにネットで調べて自己判断はおやめくださいね。