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JKCドッグダンス競技大会

ドッグダンス競技会経験値5回目にして

ウノとのライブでのドッグダンス競技会参加が5回目となった2024年10月12日の第二回JKCドッグダンス競技大会は来年のFCIドッグダンスワールドチャンピオンシップとcruftsインターナショナルフリースタイルコンペティションの日本代表派遣選考を兼ねての大きな大会となりました。
私は5月のFCIブダペストで世界のすごい人たちからクラフツに行くべきだ!と熱のこもった問いかけをいただき、それがモチベーションとなってクラフツの選考にもエントリーしました。
その結果、2席となり、1席の方がFCIを選択したため、私とウノがクラフツ選考の1位となり日本代表として来年の3月に開催される2025年のクラフツに参加する事が決定しました。
コンペ僅か5回目、コンペ経験1年のウノがクラフツに行けるなんて正直なところ自分でも驚いています。
仲間達には、「コスパおじさん」とか「大道具屋さん」とかちゃかされながらもウノは臆する事なく、いつもの練習と同じように演じてくれるからそれが結果につながっているのでしょう。

1席との差はかなり大きい

1席となった枡田さんとHugoは本当に素晴らしい演技でした。それはもう、演技が始まる前の入場のところから美しく一体感のある、しかも犬への圧力がない自然体の力みのないハンドリング
この時点でもう演技を見なくても結果が1席であると感じれるくらいです。
演技はもちろん最高に素晴らしい、曲の解釈、技術、要素、芸術性、アニマルウェルフェア、何もかもが群を抜いて素晴らしかったのです。
実は前回のドッグダンス競技大会でも彼女たちが2位で私たちが3位だったのですが、その時は1位2位3位の得点差は超僅差でした。
ドッグダンス初心者の私は、参加者の存在やルール、その暗黙の了解のような空気感など全く分からず、正直なところ彼女の演技をちゃんと見ていませんでした。
しかしながら、今回、朝、彼女から声をかけていただき、曲が同じだという事に気がついたのです。
実は前回も彼女はその曲だったのですが全然記憶になかったのです。
それで、今回は彼女たちの演技をちゃんと見ようと思い、正面から見させていただいたのです。

ドッグダンスいいなぁと思う反面

そんな事で、彼女達がFCIドッグダンスワールドチャンピオンシップに、私のウノがcruftsインターナショナルフリースタイルコンペティションに参加する事になりました。
なんか素直に彼女たちの実力と演技に感動すると共に自分たちの足りないところを考えることができました。
いつかはあんなに素敵にドッグダンスができたらいいなぁと勝手ながら思っています。
一方で心苦しい場面にも遭遇しました。それはドッグダンスを続けたくなくなるというか、アニマルウェルフェアに強く抵触し、見るに耐えがたいものです。
犬がもっとも信頼できる存在から遠ざかり怯えている姿、狂ったようにカーミングシグナルを出してストレスが全身に現れている姿、、、、、
それはどんなに美しい衣装を着ても、どんな内容であってもどんなに立派な言葉を使っても、目を覆いたくなるようなものでした。
それはその演技だけでなく、日常のその人間と犬との生活や関わり方も感じ取れるだけに深刻であり複雑な問題です。
こうしたドッグダンスを見てしまうと、自分がドッグダンスを続けるモチベーションすら落ちてしまいます。
ドッグダンスはあくまでも、どこまでも犬がど真ん中にあって、その犬が最も輝いて見えるものであるべきです。そして人間はそれを引き立てたり一体化を見ている人達に感じとれる、あるいは理解を示せるものであるべきだと思います。
それはルールブックや理屈でもなく当たり前のことだと思います。

犬ファーストであるべき

そしてこれも驚く事なのですが、そんな状況なのに誰も何も言わないし、むしろ「よかったですよ」「頑張ったね」と人をたたえたりなぐさめたりしている環境、、、、気持ちはわかりますがそのすべてが間違っています。
私はどんな時にも犬ファーストである事をお伝えしています。それはドッグダンスだけでなく生活ぜーんぶに伝えています。
だから生徒さんでこんな犬への対応をしていたら、私はその人から嫌われようが、恨まれようがレッスンをやめられようが、「これは犬の問題ではない、あなた自身の問題だ」と理由と改善する必要と方法を加えて詳しくお伝えします。少しは慰めもしますが、、、、なぜなら、そうしないと犬が壊れていく事がはっきりと私には見えるからです。場合によっては病気になったり命すら奪ってしまう事もあります。
でも、自分の弱み弱さを否定できない人はそうした言葉に耳を傾ける事は多くなく、残念ながら犬は壊れていくのです。

来月のドッグダンス競技会に向けて

来月の11月9日は第1回JKC埼玉北ドッグダンスクラブ競技会です。あと3週間足らず、しかもその前週には、JKC本部訓練競技大会があります。
その練習もありつつ、来年3月開催のクラフツに向けて練習が必要です。
クラフツでは再び「羊のショーン」を演じます。
今回のひたすら夏の間練習していた「Mission: Impossible」ではありません。
正直なところMission: Impossibleの方が伸びしろがあるし評価レベルの高い作品なのでその方が結果に反映されます。
でもブダペストでみなさんから推されたのは「羊のショーン」です。
私はそれに応えたい。それが今回の選考会に参加する意味でありモチベーションでした。
それと、Mission: Impossibleは戦い、銃アクションです。これは世界で見るとどうだろうという疑問があります。特にウクライナのことを考えると深刻です。
だからこのMission: Impossibleはもっと昇華して銃アクションをなくしていく構成にしていくつもりです。
という事で、3週間で「羊のショーン」を進化バージョンに変えていきます。-できるかどうかなんてわからないし、中途半端で出るかもしれないし、結果に繋がらないかもしれませんが、今回の目標設定はクラフツですので必要なステップなのです。
ウノからすれば「えっ、また戻るの??」ですが、きっと楽しく付き合ってくれるでしょう。

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