犬と海外旅行、ウィーンのドッグスクール
ウィーン郊外のホテル近くにドッグスクールがある事をGoogleマップで見つけて、あわよくば見学できないかと出かけました。
ホテルから20分くらい歩いたところにありましたが、全体を塀でおおっていて概要がわかりません。
そこで自撮り棒を最大に伸ばして羨望鏡のように撮って、その動画を見ると、何とも素晴らしい!
アジリティの設備が2面、オビディエンス、シュッツトの練習場が1面、それはそれは広大なレッスン場でした。
しかしながら誰もいないので声をかけようもない。
仕方ないので外周をぐるっと廻ってみると、公園の入り口につながっていました。
どうやらドッグスクールは公園の一部にあるようです。
そこにちょうど車が入ってきて、その車からラブラドールと男性が降りてきました。
こちらが犬を連れているのに気がついて軽く挨拶をしてくれましたが急いでいるようで、すぐにドッグスクールから女性が出てきてラブラドールを預けて帰って行きました。
どうやら預託してトレーニングもしているようです。
結局なんとなく声をかけにくい雰囲気だったので見学はかないませんでしたが、オーストリアのドッグスクールが思った以上に立派だった事だけはわかりました。
日本のドッグスクール、ドッグトレーナー
日本のドッグスクールというと、今も変わらず厳しい、きつい、くさい訓練所がかなりあります。
また、訓練士さんたちは出張で訓練をしていたり、ご自宅で犬を預かって訓練をしていらっしゃいます。
訓練に関してはスキルが高い事が多いのですが、なにしろ訓練だけで生活しているので犬の訓練のことしかできません。
厳しい訓練では仕事にならないので褒めてしつけますとは言うものの現実はそれに沿わない事も多いです。
一方で新しいタイプはサービス優先で、ホテルやトリミング、犬の幼稚園(一時預かり)なども併設し、送迎もあるし、飼い主さんが喜ぶ、助かるスクールがたくさんあります。
残念ながら後者はトレーニングのスキルがかなり低い傾向にあります。
どうしてもサービスをする事に特化しているので、トレーナーは学校出たてとか、通信教育でトレーナーになった方の就職口になっています。
そうして働くトレーナーさん達はサービスの為に極めて忙しく、安価で働いています。
その為、自分の犬を育てる事もできないし、自分の犬がいてもトレーニングする事も遊ぶ事もできない。
もちろんそうでない事もあるのですが、これも現実なのです。
それに対して海外はどうなんだろうという事を知りたかったのですがなかなか機会を得るのは難しいですね。
私のアウラは
では私のドッグスクールアウラはというと、訓練士ではなく、訓練士でもない。
トリマーもいなければホテルも幼稚園も、送迎もない。
およそ飼い主さんが喜ぶサービスは見当たらない。
それにアシスタントもいない、、、、私しかいない。
でもスクールとしてはかなり広いし、東京都下にあり、都心からも近い。
屋内レッスン場は冷暖房もしっかり効くし、臭い匂いもしない。犬がいなければドッグスクールに見えない。
看板や案内すらない。
なので近隣の人は来ないし、アウトドアショップか、カフェかレストランにも見える。
多分こんなドッグスクールは日本にはないと思います。
またいわゆるコマーシャルもしない。
では何を教えているか?
パピーパーティーは日本で最も古くから継続して開催しています。
昨今の社会化が大事とか言っている20年も前から社会化に意識して開催しています。
オビディエンス、訓練競技会も参加していますし、レッスンもしています。
私の今のパートナーのボーダーコリーのウノは1歳でトレーニングチャンピオン、2歳でグランドトレーニングチャンピオン、4年間の競技会の得点アベレージは98.4点/100点と強烈です。
フリスビードッグもやっていますし、教えています。生徒さんたちと一緒に、多い時は20組以上でエントリーしています、、、つまりディスク大会の2割以上がアウラの生徒さんだったりします。
ドッグダンスもやっていますし教えています。
私のパートナーのボーダーコリーのウノとは日本代表としてFCIドッグダンスワールドチャンピオンシップブダペストに出場もしています。世界の代表70組の16位、主催者特別賞を日本人初で受賞もしました。
でもそんな事は実はどうでもいい事だったりします。
なのでここでは印ましたが、普段それに触れる事は発信しません。
大切なのは自分が自分の犬とどう楽しんでいるか
私がお伝えしているのは、私と私の犬との日常です。
私とボーダーコリーのウノとの日常、、、散歩のこと、イベント参加の事、ウノとのトレーニングのこと、遊んでいる事、趣味のこと、お出かけのこと、ごはんの事、医療のこと、薬のことなどなど、、、、それをおせっかいにもみなさんに伝えているだけです。
その先にドッグダンスやディスクドッグや訓練競技があるだけなのです。
そもそもがディスクドッグやドッグダンス、訓練をしたくて犬を迎えたわけじゃないですからその時点で訓練士さんやドッグトレーナーさんとは違うのです。
あえて言うなら普通の犬の飼い主のプロ?
あえて自分の肩書きをつけるとすれば「プロの飼い主」でしょうか?
おかしな表現、肩書きですが一番しっくりくるかな?
そんな私とウノがこうしてヨーロッパの街を散歩したり色々な体験をしている事を伝えているのですね。
もしかするとこれを見て、私も自分の犬と海外に行ってみたい!って思った時、私は必要なことをトレーニングする事、お伝えすることができるのです。
だって、そんな事、訓練士さんも犬の幼稚園のトレーナーさんも教えてくれないでしょ!