ウノの歯

ブログ更新ひさしぶりとなります。
どんなに忙しくても書いてきたのに、書かなくなると途端にまったく書かない私・・・・
見事に性格を表していますねぇ

犬の歯の治療

さて、ウノうの歯の治療についてすこしだけ
年末にペットボトルの口元を噛んでいて、上、奥臼歯の横側をすこしかけさせました。
幸い露髄まではいってませんでしたが、エナメル層は完全に欠け落ちて、象牙層からうっすらと赤く髄が確認できていました。
ホームドクター的な所見なら、大抵はそのまま放置となるか抜歯なのですが、その理由のひとつは、獣医師に治療する知識と技術がないこと。そして専門的な治療道具がないことがあげられます。
事実、獣医学部で歯の治療という学科はありません。

そこで私は2つの歯科専門を掲げるドクターに相談することとしました。

獣医によって大きく変わる治療

ひとつは、人間の歯医者とご兄弟で開業されているところ。
もうひとつは歯科治療以外を行わない、まさに犬の歯医者さん。
初めに行ったのは人間の歯医者と一緒に開業しているところ。
ここは、最先端治療が期待できますし、その考え方を正しく理解できれば頼りになりそうです。
で、私のめんどくさいだろういろんな質問に真摯に答えていただき、私もしっかり理解できました。

もうひとつの犬の歯医者さん
こちらもたくさんの質問にしっかり答えていただき、私も納得する話ばかりでした。

ところがです、この2つの獣医の治療方針は全く異なるのです。
最先端治療を選択すれば抜髄治療ですし、一方では抜髄治療は良くないのでそのまま残すような生活をおくるというものでした。
ただ共に言われたのは

• 硬いものをかじらせない・・・私がみなさんにお伝えしていることです・・・・とほほ
• ディスクなどの歯の磨耗するようにことは控える・・・・すごく理解できますが・・・・
• 正しく歯みがきすること

でした。

犬の歯は私たちが思っている以上に弱いので硬いものはほんとやめてほしいと生徒さんたちにはつたえているのですが、まさかまさかのペットボトル・・・
ヒズメ、鹿のツノなどは絶対に与えないでくださいね・・・・あっ、ペットボトルも口元かじるこはやめた方がいいです。

ディスクはハードバイトの子や回転を強くかけたり遠投してキャッチさせている方はかなり厳しい状況だと思います。
ウノはソフトバイトなので犬歯もまったく削れていませんが、ディスク大会で何人かに確認したところ、すべての犬の犬歯が大きく削れていました。なかにはまだ1歳なのに削れている子もいました。

歯磨きは、私は時々ガーゼを指に巻いて磨いていましたが、そもそもそれが間違いでした。
私はそれでついた歯石をがっつりとっていました。
ウノはそういうことを嫌がらずに受け入れてくれるのでやれていましたが、たぶんこれは普通じゃできないでしょう。
で、歯磨きは人間同様に歯ブラシでみがくべきでした。

ついた歯石はとれません

なんといっても付着した歯石を歯磨きでとるのはかなり厳しいのです。
なので歯石がつかないように歯磨きを定期的に行うというのが正しい歯磨きです。
私のように歯石がついてきたところでやるというのは大間違いです。
私はそれ以来、食事毎にウノの歯磨きをしています。

歯磨きの方法

これが諸説ゴロゴロあってなかなか悩ましいのですが
このテーマはまた別途書きたいと思いますが、とにかく考え方としては

• 歯石がつかないように定期的に磨く
• 菌を寄せ付けない
• 力をいれない
• 楽しく磨く

です。
で、今の私のウノは毎食後に歯磨きタイムですが、ウノはもうわかっていて、ちゃんと待機していてくれます。
私も歯磨きが楽しくて楽しくてたまりません。

で、結局ウノはどうしたかというと、抜髄手術を行いました。
この手術がなかなかの感動ものでした。
手術はガラス越しに私の目の前で行われました。
歯石除去もふくめて4時間近くかかりました。
アシスタントはいるものの、その全てを院長ひとりで行います。
あの情熱とエネルギーと技術・・・・
私はその時、
この院長の努力を無駄にしてはいけないと強く思いました。

そんなわけで歯磨きや生活習慣も改善をすることとなったわけです。

以前、CMで芸能人は歯が命というのがありましたが、

犬は歯が命

です。
続きはまた今度〜