犬の距離感
犬によって社会的なパーソナルスペースが違う
予報ほど雨は降りませんね、ただ風は強そうです。お出かけのみなさん、レッスンにお越しのみなさんお気をつけてお越しくださいませ。
さて、今日もオス3頭の朝です。雪とルークはべしょべしょになって遊んでいます。うーたんはこの興奮を横目で見ながら極端に興奮しないように見守っています。この時の距離感がとても素晴らしく、私は惚れ惚れする事があります。
犬には社会的に経験した中からどのくらいの距離でいれば良いかを判断します。相手がその経験が少ないと当然近づいてのセッションはできません。
時々、散歩していて、吠えられることがあります。特にこちらは何もしていないのですが、その吠えている犬は社会的経験が極めて低いので、自分との距離が近くなる事は恐怖なのです。その為吠える事で遠ざけようとします。それに対して社会的経験が多いとそれを無視して距離感を高める事ができるのですが、相手も社会経験が少ないとお互いに吠え合ってしまいます。
飼い主さんは知識が不足しているとそれを独自の方法で叱ります。この行為が正しく機能すれば数度で改善されて行くでしょうが、もし、もう1年も同じことを叱っているとすれば、その方法は大きな間違いと言う事です。
もちろん方法よりはエナジーコントロールであったりタイミングであったりそれ以外の関係が反映されていますので、その部分が不足していると何をやってもうまくいきません。
この3頭のパーソナルスペースの取り方を見ているとこの重要性を強く感じます。
ところがドッグランやグループでの行動をしているとこのスペース軸が混線します。そうなると余計な衝突が起こりやすくなってきます。この時、地雷を踏みやすい子がいます。また手榴弾を投げる犬がいます。そこをかいくぐって行くには飼い主さんが惹きつける何かを持っていないとうまくいきません。
アウラのレッスンはまさにその吸着力を増すレッスンです。
相手のと距離がコントロールできないのであれば自分との距離を小さくすれば良いのです。
言うはやすしですがね〜だから楽しいのです。