犬の一生
今日は暖かくなるようですね。
とはいえまだまだ朝夕は寒いです。暖かくしてお出かけくださいね。
さて、毎日いろんな犬たちがやってくるアウラですが、先日こんな訪問がありました。
訪問といってもアポなし、しかも朝、すぐそばまで来ているので車どこに停めればいいですかと電話。
まもなくレッスンがはじまるという時でしたが、きっと緊急なことなのだろうと対応することにしました。
中年のご夫婦・・・犬は乗っていません。
私「どうされましたか」
中年奥さん「・・・あなた説明してよ」
中年だんな「2歳のラブラドールがいるんだけど、いい子なんです」
私「????」「えっ、じゃあ何の問題もありませんよね」
中年奥さん「あなたちゃんと説明してよ・・・・実は先日ドッグランで問題を起こして・・・・」
私「そりぁいい子じゃないですね」「まずはそこのところを認識して自分たちの意識を変えることがスタートですね」
私「問題がおこったからなんとかしよう」の意識でいるとまた同じことが起こりますよ。
中年だんな「おたくはどんなレッスンやっているか見たいんだけど」
私「????」「たぶんあなたがレッスンを見てもなんにもわからないと思いますよ」
私「スキーのコブ斜面の滑り方のハウツービデオを見たらコブ斜面滑れるようになりますか?」
中年奥さん「ため息」
中年だんな「ふくれっ面」
私「うちのホームページに考え方や私のことが出ていますので、それ見てここで学びたいなっと思ったら予約をとってください」
私「インスタグラムにもこんなふうに動画もアップしていますからレッスン見なくてもなんとなくわかりますよ」
中年だんな「そこに全部書いてあるんですね」
私「全部ではありませんが、ヒントになるようなことはあると思います。こうすればこうなるとか、何をするという具体的なことはほとんど書いていません」
私「そろそろ生徒さん来るのでいいですかね?」
中年だんなはそこでようやく気がついたようで
「忙しい時間に失礼しました」
・・・・
実は1年に何件かはこういう訪問や連絡があります。
1回幾らですか?
こんなふうなんですが何回でなおりますか?
いい子なんですが〇〇があって〇〇なんですができますか?
この引っ張り、どうすれば治りますか?
まぁ、みなさん自分の犬は一番かわいいわけでいい子なわけです。
しかしそれを社会がどう見ているか。社会の中で良い子だと言われているか?
どんな社会で生活しているか?
もしかすると問題があっても気がつかない生活をしていたり、気がつかない意識でいるのかもしれませんね。
短くリードを持った狭い社会でしか生きていないのかもしれません。
そうするとある時、いつもより広い社会で活動したり、活動してしまった時に問題はどかーんと出てしまうのです。
この場合はドッグランでフリーになった時におこりました。
で、やっと気がつく。こんないい子がそんなことするなんて・・・・
いやまだ気がついていないですね。
相手が悪いとか、いつもはこうなのにと言い訳をする。最後は「うちではいいこです」が締めの言葉です。
私にはそのロジックが理解できないのですが、できるかぎり丁寧に説明はします。
しかし、こうした方のほぼ100パーセントはレッスンに来ません。
もっと安くて簡単ではやく犬を正せるところに行きます。
私はそれでいいと思います。
それが犬の一生なのです。
人は犬を選べるが、犬は人を選べない・・・・この現実と矛盾に私はいつも正面から向き合っています。
アウラのインスタグラム
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