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般化を学ぶには

久しぶりに超朝寝坊、起きたら9時半すぎてました。
まぁ、寝たのもおそかったのですがこんなに長く寝たのは久しぶりかも。
朝ごはんが10時ってなんとなく調子狂うかな?
さて、昨日のグループレッスンではディスタンスキャッチの応用バージョンをしました。
単純なK9ゲームでは犬を任意の場所に待たせて、ハンドラーはスタート位置から任意のものを投げてダイレクトキャッチした距離を競います。
これだけだとボーダーコリーやレトリバーが圧倒的に有利です。
事実アウラでのハイスコアはラブラドールですし、UNOも普通にやればとてもよくできます。
ところがすこし条件をかえるだけで途端にできなくなるのが犬の般化(応用して行動する)の不得意なところ。
でもそうしたこともいろんなパターンで伝えていくと犬の思考回路の中に応用性が身についていきます。
とくにパピーの頃はその能力を高めるのに適しています。
UNOはつい最近までのパピー期にはおすわりもふせもまても教えていませんでした。もちろんトリック的なことも教えていませんでした。
教えたのは、何かに乗ること「ライド」、何かに手をかけること「アップ」、何かの中に入ること「アップ」の3つだけ。
この感覚を持っているのでUNOは対象物がなんであれこの行動を応用してくれます。
一般的な教え方だとなかなかこれができないのです。
そのあとに教えたのはヒールポジションです。
通常の教え方ですと誘導して左や右の足元に座らせたり、そこから歩くことを教えます。
しかし、UNOの場合はそれとはすこし異なります。
もちろん誘導を用いて教えはしますが、ポジションにつけるという意味合いの中に人の体のどこかしらに密着するという概念を教えています。
そのためUNOはあっという間にいくつものポジションを習得しました。
16のポジションを教えるのはそれほど難しくはありません。なにしろ体の一部が私にくっついていることが素晴らしいことだという理解がありますからね。
現在はオビディェンスのため単純な一つ覚え的に左ポジションばかりやっていますが、今年の後半からは再びフリスタダンスのためのポジションを楽しみたいと思っています。
このようにたったひとつのことでも教え方や意識で犬の行動や考える力は大きく変わっていきます。
単純におすわりや伏せ、スピンやロールオーバーを教えるだけなら一日あれば十分でしょうし誰だってできます。しかし応用性のある行動を教えるのはその理論と意識がないと犬には伝わりません。一見すると見た目にはおなじ「おすわり」なのだけど犬の頭の中ではまったく違う意味をもったおすわりであるということ。
ディスタンスキャッチも然りで、単純にキャッチする距離を高める練習だけしていると明らかに単純なひとつ覚えになってしまいます。
できるできないよりはこうしたいろんなインプットとアウトプットを楽しむこと。
事実UNOはいくつかのパターンにおいてはじめはうまくできませんでした。ところがすこし練習するとみるみる上達していくのです。このプロセスは実に楽しいのです。
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