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楽しいゲームには課題もあります

今日はお休みでのんびりスタートです。
UNOくん帰宅時は毎日結構疲れているのですが朝になると絶好調!
いいことです。私も見習わないとね。
さて、そんなUNOくんですが、毎日忙しい合間を縫ってオビディエンスの稽古をしています。
訓練所のように訓練づけではないのでUNOと私にとっては貴重で有意義な時間です。
今は5つの基本課目を型にいれているところです。
どの課目も単純な作業なのですが、要所要所の正確性、確実性、即応性、持続性において型にいれると、全然できていないことがわかります。
5課目はリードつきの脚側行進、リードなしの脚側行進、招呼、伏臥、立止です。
で、今のUNOと私は
脚側行進(1辺10メートルのコの字を往復)は復路のコーナーが美しく曲がれていないし、最後の停座がすこしずれてしまいます。これだけでも競技では0.2〜1点近く減点されます。
招呼(10メートル離れてから呼び戻して脚側に座らせる)は相変わらずぶっ飛んできて体当たりして座ります。元気があるのはいいのですが、審査員によってこうした動きは評価のわかれるところです。まぁ今のうちにすっきりとまとめておくのが無難というところです。
伏臥(脚側で座っているところから伏せさせて、再度座らせる)は素晴らしい即応性と正確な伏せをするのですが、持続性に難があり、指示前に座りなおしてしまうことがありました。現在はほぼ改善できましたが停座に戻る時に後ろ足がすこし動いててしまいます。これは私とアイコンタクトをとりたいために見上げてしまい私はUNOを見ないの正面向いているためそうなります。しかし競技の型からすれは、犬を見ないでも言葉の指示だけで作業を完了させることを良しとしているので私は極力UNOを見ないようにしています。
で、意欲的すぎるUNOは、出来たよっ、どうなのっと目をみてくるわけです。
動きのあるものはとくにそれでも問題ないのですが、静止するものに対してはこの意識がネックになるのです。
訓練士はこれを強制的になおしてしまいますが、私はそうはせずUNOの自発性を引き出しながら答えを自分で探せるようにちいさな導きをつけています。
これもまもなく改善されるはずです。
立止(脚側で座っているところから4本足で立った状態で静止、再度座らせる)は土曜日から教え始めました。
まだハンドシグナルがないとできませんが、立った状態で静止についてはステイというコマンドが理解できているので確実にできています。後ろ足を蹴り上げるように立たせるのが美しいのですが、これも綺麗にできそうです。
それらができることも大切ですが、なんといってもあの特異的な雰囲気の中で集中を欠かさずできることや、競技に参加しているのだという意識を持つことも学ばなくてはなりません。
順位や得点を求めているわけではありませんが、他人から評価される上では少なくとも自分たちのベストを見ていただきたいので、こうした細かな部分においても確実にできるようにしているわけです。
で、他人からの評価というところでいうと、現在、グループレッスンではあるイベントに参加することを前提としたレッスンを行っています。
このイベントはチームでの参加なのですが、UNOくん団体での動きが苦手です。
一緒に競うということが苦手です。
先日は呼び戻しゲームを細かく細分化してレッスンをしたのですが、どれも全然できません。それぞれの生徒さんたちとゲームをしましたが全敗でした。一度も勝てません。
実は前回もそうでした。
ちなみにオビディェンスでは確実にできていることがこのゲームでは座ることすらできません。
で、なぜできないのか・・・・一つは私が気持ちが高ぶっていることに対して興奮しすぎてしまうことにあります。
いつもは冷静に向き合っている私とUNOが、UNOをあおるために自分自身がすごく興奮すると、UNOはそれにシンクロして行動がガチャガチャになってしまうのです。
そうなると生徒さんがUNOを保持することすらもできません。とにかくはやく私の元に戻りたいという意欲が高くなりすぎるのです。
・・・このゲームは単に速いだけではダメなのです。共存性や落ち着くことも必要なのです。
あぁ、やれやれって感じなのですが、足りないものが見えてくるというのはとてもすばらしいことでもあります。
オビディェンスだけでは型にはまった犬になりがちですが、こうして柔軟に学ぶことでUNOは広い視野をもって活動できる子に育つと思っています。
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