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食物アレルギー

犬のごはんとアレルギー

今朝のNHKで「おっ!」というニュースがありました。
ようやくきたかという感じのニュース
それは食物アレルギーの話です。
これまでは離乳食の時期には卵などのアレルギーを起こしやすいものは食べさせないほうがよいといわれていたことがくつがえされる研究結果が提示されたのです。
それだけでなく食物アレルギーを発症した場合、過剰な食物除去をしているケースが多く、それがむしろ症状を悪化させることにつながるというのです。

こんなこと、アウラでは10年前から提唱していることです。
犬の世界でもアレルギーは増えていますが、これはドッグフードが起因していることは私の中では常識だったわけです。
科学的な根拠がないからはっきり言えなかったことですが、ようやく今までの常識が反証されたのです。
野生の世界では親が狩りをしたものを反芻して食べさせたり排泄物をたべさせたりして経口寛容を促進させます。
しかし犬の世界では素材を食べさせるという離乳食的概念がありません。
はじめっから加熱したいろんな素材や添加物のまじったものを食べさせられます。
そうすると、体の中の受動態メカニズムが、添加物を取り込んでしまいます。
コレが後に悪さをしはじめるわけです。
基本的にアトピー性皮膚炎で産まれてくる赤ちゃんがいないように犬にも食物アレルギーでうまれてくる子犬はいないのです。
ところが、昨今の繁殖ではドッグフードを食べ続けた親、またその親と何世代にもさかのぼってドッグフードづけの犬から産まれてきた子犬は受動態が不安定になっているため食べ物に対する感受性が触れやすくなっていると感じます。
そのため時期と量が遅れるとほんのすこしの食べ物でアレルギーを発症させてしまうのです。
ですから子犬の頃から手作り食なのにうちの子はアレルギーなんですという方も、実はその子犬の頃というのがいつのことなのかということが重要であって、大抵は生後半年とかそれくらいから手作りにしているのです。
子犬というのは受け取った2ヶ月齢からのことを示します。

英国インペリアル・カレッジ・ロンドンのチームは延べ20万人を超える子どもを対象にした最大規模の研究で「ピーナッツと卵は生後4か月から食べさせるべきだ」という発表を2016年9月にしました。
しかしこうも書かれています。
研究チームのロバート・ボイル博士は、同大学のニュースリリースの中でこうコメントしている。
「これまで私たちは、これらの食品は早い段階で幼児に与えることを親に勧めてきませんでした。しかし、卵とピーナッツを早く食べ始めると、小児期に最も起こりやすい卵とピーナッツのアレルギーを予防する可能性があります。ただし、すでに湿疹などのアレルギー反応が出ている場合は、医師と相談すべきです。また、ピーナッツは粒のまま与えると窒息の恐れがあるため、ピーナッツバターなど滑らかなもので食べさせてください」
食物アレルギーについて

そうなんです。ここがもうひとつの重要ポイントです。
与え方もとても重要なんです。
アウラの手作り食セミナーを受講した方ならもうおわかりだと思いますが、犬の消化のメカニズムや骨骼、生態、様々なことを鑑みた上で素材をどう扱い、どう与えるかが重要なのです。
もちろんタイミングも重要です。

しかしながら多くの飼い主さんは獣医さんのいうとおり〜
ブリーダーさんのいうとおり〜
ペットショップの売り子のいうとおり〜
本に書いてあるとおり〜
ネットの情報のいうとおり〜
という呪縛から抜けられずにいるのです。
まあ、自分がその状況だったらそうなってしまうのもうなずけますけどね。
だって専門家がそう言っているんだからそのとおりだと思いますもんね。
でもね、その「専門家」とか「資格」というのがもっとも怪しいってことも忘れないでくださいね。
で、もうひとつ付け加えておきます。
私は専門家ではありません。
学者でもありません。
知っていることと知らないことを比べたら
知っている事を1とするならば知らないことは10000000です。
つまりほとんど知りません。
だからこそ経験の中から見いだしているのです。
正しいか正しくないかではなく
信じるか信じないかです。
科学的な反証は今回のようにあとからついてきます。
でもそれを待っていたらみんなアレルギーになってしまい
儲かるのはドッグフードメーカーと獣医だけってことを忘れずに。
おっと言い過ぎた・・・反省

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