子犬を向かえるためのステップ1
子犬を向かえるためのステップ1 命を授かるという気持ちと行動には責任がある
子犬を飼いたという気持ちは、その姿をみればだれしも感じる純粋なきもちです。
日本では子犬はお金を払えば簡単に手に入れる事ができます。
しかし動物先進国であるイギリスやドイツではお金がいくらあってもブリーダーが許可しなければ手に入れる事は困難です。
もちろんペットショップでは生体は販売していません。
日本は動物愛護にたいする意識が40年以上遅れているといわれる所以のひとつはここにあります。
法律上も犬は「モノ扱い」であるようにモノとして購入できる犬であるため多くの方がペットショップで購入します。
ペットショップには様々な犬種の子犬達がショーケースの中であなただけを見つめている・・・・ように見えます。
ペットショップの店員がすかさず、この犬種は散歩はいらないし、よくなつきますよとセールストークを投げかけます。さらにいまならお迎え3点セットもプレゼントですとなれば買わずにはいられなくなりますよね。
でもちょっと待ってください。
飼うということは難しくも忙しくもあります。子犬を飼うと本当に目が離せません。それだけでなく時間や労力も必要ですし、それ以上に子犬のいろいろな時期や変化を知ることも必要です。可愛いからとその見た目だけで飼う人も多いですが、まずは子犬を飼うのがどのようなことなのかを知るのも大切なことです。
そこでお知恵拝借では犬と暮らすための前準備、心づもりから実際に暮らし始めてわかることややるべきことをステップにわけておはなししてまいります。
犬を飼おうと思った時、まず誰もがペットショップを思い浮かべて、実際に足を運ぶ人がたくさんいるでしょう。日本にはペットショップの数が多く、子犬の生体販売が当たり前になっていて、たくさんの子犬がショーケースの中で過ごしています。その外見はもちろん、仕草や行動など子犬は小さくコロコロとしていて、成犬では味わえない子犬独特の可愛らしさを持っています。
そんな姿を見てしまうと…「子犬の頃の可愛らしさも味わいたい!」と思ってしまいますよね。
また、、「子犬から飼わないと自分に懐かないかもしれない」という思い込みをしている方がいることも理由として挙げられるかもしれません。
故に、多くの人が成長した犬や老犬などではなく、子犬から飼い始めたがるのです。
もちろん子犬の可愛らしさにとても癒されることでしょう。しかし、子犬から飼うには時間や根気が必要だということをしっかり理解していますか?子犬を飼うには時間が必要!
子犬のうちにやらなきゃいけないことがいっぱい
犬は1歳を迎えるともう立派な成犬、人間で言う成人に値すると言われています。つまり、その1年間がその子犬の性格だったり、癖だったりとどんな犬になるのかが決まる大事な時期になるのです。
「犬の譲渡は生後49日以降」と決められているので、お家に子犬がやってくるのは大体2~3ヶ月齢であることが多いでしょう。残りの9~10ヶ月でいろんな経験をさせることが大切です。
そして子犬期には社会化させたり、トイレを覚えてもらったり、お留守番に慣れさせたり…とたくさんのことを飼い主と愛犬が二人三脚で頑張っていかなくてはいけません。