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ドッグダンス

JKC第一回埼玉北ドッグダンス競技会

先日はJKC第一回埼玉北ドッグダンス競技会に参加してきました。
このところ自分ではどうにもできない問題に直面して全くモチベーションが上がらないままに当日を迎えてしまい内容は過去にないくらい酷くてウノに申し訳ないものでした。
結果こそアドバンスドクラス3席、最高芸術点賞でしたがとてもとてもいただけないような状況でした。
さて、ウノとライブのドッグダンス競技会に参加し始めて1年が過ぎました。
はじめたのはJKCがようやく重い腰を上げて第一本部主催のドッグダンス競技会を開催した事から始まります。そこでたまたま入賞してFCIドッグダンスワールドチャンピオンシップに参加させていただき、そこからJKC主催のドッグダンス競技会には全て出させていただきました。
ありがたい事にそのすべてで入賞させていただくことができ、来年の3月に開催されるクラフツのインターナショナルドッグダンスコンペティションに日本代表として選出されました。
何か順当に結果を重ねているように思ますが、しかしながら日本と世界の違い、差、壁のようなものを実のところ強く感じています。
今はまだ多くは語れないのですが、正直なところドッグダンスを継続する意欲が薄れています。
たった1年でまさかこんなになるとは夢にも思わなかったですが、これが現実なのでしょう。

私がドッグダンスを始めたのは

思えば私がドッグダンスを始めたのは2005年にk9ゲームというトレーニングをゲームにしたイベントで「犬とワルツ」というドッグダンスでした。
当時は私自身がドッグダンスの存在を知らずにいました。
k9ゲームの主催者からドッグトレーナー8名と8頭を束ねて9頭9名のチームキャプテンを任命され、わずな時間の中で練習を重ねたのですがドッグダンスを誰がやるかとなった時、誰も経験がない為私が引き受ける事になりました。
私と相棒のビンゴとで、深夜に練習を重ねて何とか1曲作りました。
曲はラデッキー行進曲、そう年末のウイーンフィルのあの曲です。
それで観客を入れたディーファ有明を会場にして第一のk9ゲームはスタートを切りました。
そして犬とワルツ、私とビンゴはつけ焼きではありますが1曲を踊りきりました。
曲が終わった途端に会場から驚くような拍手!!
3名のジャッジから10点満点をいただき何と優勝してしまいました。
それから2年後、私は特にドッグダンスをするでもなくトレーニングをしていましたところ、今度は日本でいよいよ有名海外ジャッジを招いてWCFOタイトルコンペティションが開催されるから西田さん出てほしいと依頼が来ました。
あれから2年間全くドッグダンスから離れていたのでさてどうする?
しかしながら依頼されるということは期待もされているのですからじゃあやれるだけやってみよう!
となり再びドッグダンスに向き合って練習を始めました。
この時もあまり時間もなく、尚も世界基準のルールを覚えなくてはなりません。
当時もかなり忙しい中でしたのでレッスン終わった後に夜間にビンゴと練習したのを覚えています。
そして当日、私は初めてのドッグダンス競技会にも関わらず最上位クラスにエントリー
曲は「フットルース」
なんと2位と同点でAIが低かった為3位となりました。
そんなスタートを切った為、その後私とビンゴはドッグダンスに浸かる事になるのです。
その後幾つかのタイトルコンペに参加したりビデオコンペに参加しましたが、その多くで入賞し、どこかでドッグダンスとビンゴという関連づけがされていき、2011年から10年間ドッグダンスのファンマッチを開催し続けました。
しかしながらその間にビンゴはなくなり、私は3年間、犬のいない生活を過ごしました。
この間にドッグダンスの世界はアメリカ基準からヨーロッパ基準に変わり、競技志向が強くなっていきました。
もとより遊び、ゲームから始まった私のダンスではお門違い、私も興味を持てませんでした。
その後、ウノを迎えましたが、コロナ禍となりダンスイベントに参加することもなく5年が過ぎました。
そしてJKCがドッグダンス競技会を開催すると聞いて、じゃあ記念に出て見ようとなったのです。
なので私にとっては15年くらいぶりのライブコンペになりました。ウノにとっては初コンペです。
そんな浦島太郎な私とウノがなぜか結果を出し続けている、、、これは本当に驚きです。

現実を知る

しかしながら、FCIの世界大会に参加して世界の壁を知ってしまいました。
日本人は器用ですしすぐ真似して上手くなりますから技術的に言えば世界基準に達しています。
でも違うのです。詳しくは言えませんが、一言で言えば「文化」です。「アニマルウェルフェア」も違います。
この壁が色々な面に現れてきます。
正直言ってこればかりは越えられない壁かもしれません。
そういう点からもチェコ人で日本人と結婚してクラフツに何度も参加してきた人はJKCを通さず、また開催される日本のコンペにも出ずに独自の方法でドッグダンスを継続しています。
あの感覚はとてもよくわかります。私も可能ならそうしたいくらいです。ただ私は日本人なのでできないだけの事です。

ドッグダンスのこの先をどうするか?

正直なところどうすれば良いかわかりません。
ただこのままではないことだけはわかっています。
ウノも6歳ですし、私もジジイです。
たった1年で壁に阻まれて立ち往生することもそんなに長くはできませんし、そうであればドッグダンスをすることも必要ありません。
さあてどうなるのか?


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