犬の涙
先日は汗についてのお話をしましたが、今日は涙についてお話しします。
よく、がんばっていることの比喩的表現として
「血と汗と涙」
と言いますが、実は汗も涙も血の一種、つまり「血と汗と涙」は「血と血と血」と言っているようなものなのです。
汗と涙はほとんどが水分
汗や涙は体内を巡る血液の一部、透明な血液とも言えます。ですので汗も涙も血液に近い成分で構成されています。
涙は涙腺で血液を原料に合成され分泌されます。 成分のうち98%が水となっており、残り2%にはタンパク質やミネラルなどで、血液と異なるのは血の色の素である赤血球や免疫機能を司る白血球、その止血に必要な血小板が含まれていないところです。
涙の役割は多岐にわたります。
たんに感情表現としての涙ではなく、潤滑、栄養の運搬、細菌や紫外線からの保護と抗菌作用などなど、本当になくてはならない涙です。
ところがこの涙のでどころである涙腺に異常があると涙のコントロールができなくなります。
その結果として涙が出続けたり、出なかったりといったことにつながり、目やにや涙やけができてしまいます。
これらを放置するとやはり好ましいことはないのですが、すぐに大きな問題にならないので放置されている方も多いように思います。
とくに涙やけは放置したまま、歌舞伎の隈取りのようになっている子を見かけます。いつも大きな目やにをつけたままの子を見かけます。
まぁ、見た目のことはそれぞれの感覚なのでかまわないのですが、本来の機能が発揮できていないのでは引き起こす問題も大きくなりがちです。
で、獣医にいくと、消炎剤や抗生剤を処方されます。まぁ目薬さして抗生剤飲んでということで、さらに処方食という名のペットフードを薬のように出されます。
これでは一時的に症状は緩和されても、それをやめるとまた同じ症状になります。それどころか抗生剤の多用によって耐性菌ががんばるようになるとますます症状は悪化してしまいます。
こうした症状にピタッとはまるのが手作り食です。
もちろんどんな手作りでも良いわけではありませんが、私の提唱する手作り食でこうした症状がびっくりするほど改善されています。その理由はここでは明かせませんが、食の大切さをあらためて感じる瞬間です。
手作り食セミナーマンツーマンバージョン
ご存知の方も多いとは思いますが、私は20年以上前から、手作り食セミナーを開催しております。
当時はペットフードがプレミアム化していく過程でしたので、手作りなんて・・・大丈夫?と言われた時代でした。
それこそ昔ながらの飼い主さんは手作りでしたが、それはそれでちょっと個性が強すぎてどうかというところもありました。
で、私は徹底的に食について、命について、循環について調べました。それは犬のことではなくてです。
そこで得たものは栄養学では到底足りません。むしろ栄養学は一部でしかなくて全部をそれで語り作りのは好ましくないのです。
3年前まではグループでの開催を続けていましたがコロナとなってからはマンツーマンでお受けしています。
今も月に1組程度で行っております。
もしご希望があればアウラの生徒さんに限り(コロナ対応です)お受けしております。
私までメールでご連絡ください。
ちなみに時間は13時から19時までかかります。
詳細はメールでご案内いたします。