20年ふた昔
なんだかすごい風ですねぇ
こんな日にディスクドッグ大会があったらてんやわんやでしょうね・・・・って土曜日がそうだったりしてね。
さて、先日、20年使用したソファをいわゆるリサイクルショップに委ねました。
このソファ、愛着があって大好きなソファでした。20年前、私にとってはすっごく高かったけど、悩んで悩んで悩んで買いました。
デザインが独特で、革の染めもアニリン染で総革です。
オットマンの位置を変えることで部屋の雰囲気を変えることができますし、部屋の真ん中に置いてもかっこいい。
ゆったりとした座り心地は絶品でしたが20年の経年によってクッション性はそうとう落ちてしまいました。
底付きするようなことはありませんが以前のような心地よさは残念ながらなくなってしまいました。
またビンゴが子犬の頃に端っこをかじってしまい穴が開いたところを私が修復していたり、ソファの上でのっかって遊んでいたのでそこそこ傷はありました。
ウノもよくあそびましたし、おやつはここで食べていました。
ウノが来た時は私はここで寝ていました。
そんなこんなで捨ててしまい廃棄処分はちょっと忍びなく、じゃあレッスン場に持って行こうかとも思いましたが雰囲気合わないし、持っていくのが困難。
で買取業者のポータルサイトに連絡したら買取業者から相当数連絡がありました。
で買取価格は0円から1万円くらいまで幅広くありました。
実際にはみて査定しますというのが大半でしたが、引き取っていただいたところは無料ですが引き取りますというところでした。
あれこれ査定して価格つけられるよりシンプルに引き取っていただいた方が気持ちいいしここに決めました。
ビンゴのかじったところを見て、首をかしげていましたが「なんとかします」ということで持って行かれました。
ソファがなくなったあとの部屋はすごく広々としていますがなんとも寂しいものです。
20年ってすごいですよね。
以前乗っていた車も19年乗った後に持って行かれた時はそうとう寂しかった。
道具とか使用したものってどうしても愛着がわくし、価値は自分だけのものだったりします。
日本では古いものに対する価値観が低いというか、新しい方が高いし価値があるような感覚が一般的ですが、欧州では古いものほど価値がある感覚も強くあります。
もっとも20年くらいではビンテージにも入らず、すくなくとも30年は古くないとビンテージにならないしアンティークとなれば50年100年です。
日本の家具で100年前ってどうなっているか想像すらつきませんよね。
西洋では18世紀半ばの産業革命以後、工業製品化がすすみインテリアに対するデザイン性も大きく変わりましたが、その当時の日本は江戸時代ですからねぇ
ただ19世紀になり明治維新あたりからは西洋の文化が取り入れられ家具などのインテリアにたいする感覚も大きく変わりました。
その頃の家具とかはアンティーク家具として価値がありますが、戦争で焼けてしまいなかなか良いものが残っていません。
おっと歴史の話になってしまった・・・・
で、犬の寿命は長くても20年くらいです。
ウノはもうすぐ3歳です。
ボーダーコリーで20歳っていうとそうとう長生きですが、私としてはそうやって年老いてほしい。
私自身がそこまで生きているかはわかりませんが共に老いて行けたならこれに勝る幸せはありません。
ソファを引き取ってもらった時、なんとなくアールやビンゴのことを思い出し、そして側にいるウノに触れそう感じたのです。
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