大型犬、中型犬、小型犬ってなんだ
犬をサイズで考えないで
世の中ではなんでも犬を大きさで区分けするようです。
ドッグランもホテルも住宅も・・・洋服も・・・・まぁそれは当然か・・・
これっていったいどういうことなのでしょうね?
毎日沢山の犬達で賑わうアウラですが、
トイプードル、ボーダーコリー、英国ゴールデンという組み合わせが普通にあります。
なんとも大きさが極端に違います。世間でいえば住み分けされてしまう3頭です。
ですがアウラではみんな同じ土俵です。
そんな中でちゃんと飼い主さんに集中できる術と犬同士で過ごせる術の両方を身につけていきます。
もちろんノーリードです。
ではなぜそうしたことができるのか?
話が少し飛びますが、私は朝食をベランダでとることがあります。
ベランダからはすこし先の小さな林が見えます。そこには様々な鳥たちが飛び交う姿が見えます。
大きな鳥も中くらいの鳥も小さな鳥も飛んできます。
レールのない、道の無い空を自由に飛びます。
一羽で飛ぶときもあれば群れで飛ぶときもあります。
鳥たちは各々に細い枝にとまる事ができます。
なぜ鳥達はぶつからないのでしょうか?なぜあんな細い枝に自分の体重をかけても大丈夫だとわかるのでしょうか?
実は、それぞれの鳥達が経験の中で、状況判断をしていくつかのルールを守っているからだといいます。
このことは犬同士にもいえるのです。
パピーの頃からオフリードで遊んだ犬達はボディランゲージを学び、ルールを持っています。
パピーパーティーを見ているとそのルールのはじめの一歩がよく見えます。
はじめこそよくぶつかったり、相手の感情を無視して困らせることもありますが、それはすぐに収まります。
アウラの犬達は基本オフリードで遊ぶ事から学んでいますのでそのルールができています。
ときに喧嘩になることもありますがだれも怪我はしません。
けれどそうではない犬は違います。
相手との距離がとれないし、一定のリズムでも動けません。だからドッグランは危険なのです。
それと人と犬が一緒に歩く時も同じです。
お互いが距離感を学ばないとうまくあるけないのです。
私はこれを「リズム」と呼んでいます。
生活の中にある「リズム」は呼吸を整えるし気持ちのよいものです。
それをものにできたとき、人と犬は一体となり美しいのです。まるで鳥達がなかよく飛び交っているかのように♪
ドッグダンスでもオビディエンスでもフリスビードッグでもなく、たんなる散歩の話です。
小さな子供であっても大型犬とそうやって歩くことはできるし、大柄な男性が小型犬とリズミカルに歩くことはできます。
そうやって歩いている犬と人をみるとこちらまで気持ちよくなります。まぁなかなか見ることはありませんがね。
私とウノは散歩中にコマンドを使うことはあまりありません。
もちろんリードコンタクトもありません。
トリーツも使いません。
使うのは
「YES」
「YES」
「YES」
「YES」
ただそれのみです。
あとは
「りーぶいっと」のはしっこ
「りっ」ということ
「うの」のはしっこ
「う〜」はありますが大抵はこれだけでなんとかなります。
そうそう、大事なものを忘れていた。
一番使うのは
「笑顔」です。
これ一番大事ですね。