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NHKEテレ、天才てれびくんhello,後記

ギラギラ太陽さんですねぇ
再び暑さが戻ってきたようです。まだまだ熱中症対策気を抜けません。
さて、NHKEテレ、天才てれびくんhello,後半が昨日放送されました。
思ったことはまたいろいろな場面でレッスンに活かしていきたいと思いますが、私としてはとてもよい番組になったのではと思っています。
見る人によっては否定的な意見もあるかと思います。それもそれで良いことだと思います。
いろんな見方があるほうが発展性もあるでしょう。
ただ、演者の2人の少女たちのウノと暮らした時間、レッスンの時間は本物であり、流した涙はとても美しかった。
私も子供だから子供にできることに置き換えたのではなく、
子供だって大人だって男性だって女性だって大きな犬だって小さな犬だって・・・どんな関わりの中でも
信頼は得られるのだということを隠すことなく伝えました。
彼女たちは疑心暗鬼、何かの習い事くらいな感覚から始まって、これはそうじゃないんだと真剣に向き合いはじめ、たくさん失敗し、小さな成功に喜びを感じ、
そして感動の中からウノの気持ちをつかんでいく。
私が提唱するエモーショナルトレーニングにはそんな力が備わっているのです。

最後のダンスは暑い屋外での一発勝負でした。
収録はちょうど雨続き、そして酷暑のためほとんど屋外が使えませんでした。
ダンスの映像を収録するには屋外が最適だったにもかかわらず屋外ではほとんどダンスのレッスンをできませんでした。
本番当日も人間でさえ長い時間外にいるのはつらいくらい。
そんなことで、本番前練習は彼女たちと私とで行い、屋内で待機していたウノを呼んで、そのまま本番でした。
正直なところ祈るような思いでした。
ところが本番は、見られた方はおわかりいただけるでしょうが、すばらしく息のあった演技、セリナやレイのウノをはげます言葉、ほめる言葉、正確でよく通るコマンド、ウノとの距離感や身体の動き、空間のとらえかた、お互いをフォローするタイミングや思いやり、ウノを最大限引き出していく「ドッグファースト」、、、、、すべてが一気に回り出し、成功してしまった。
なんの編集もない(椅子がずれたりしたところはカットしてましたが)、あのまんまです。
さすがにトリーツは1つ2つもたせましたが、今思うとそれもいらなかったなぁと思います。

動画をみるまではウノだからできたと思っていましたが、それは私の間違いでした。
あれはやはりセリナとレイが真剣に向き合った結果です。ウノはそれに応えたのです。
そして今回の製作スタッフにも恵まれました。
デレクター、撮影、音声、サポートするスタッフのみなさんと彼女たちと私とウノがひとつのチームになって成し得た結果だと思います。
あれが、ただヤラセるだけの企画や編集で作ってしまうようなものだったらああはならなかったでしょう。
製作のスタッフが私とウノを信頼してくれたことは、私がスタッフを信じたことと同じであり、それはウノと彼女たちにも伝わっただと思います。
わずか20数分間という短い映像の中であれだけのものができるにはセンスも必要だったと思います。
演者、製作、私、ウノとそれぞれの立場は違いながらもそれを理解し受け入れながらひとつにつながっていくこと・・・それこそが信頼関係なのでしょう。
天才てれびくんhello,は子供番組です。
こんなにもドキュメンタリーな、リアリティに溢れた映像が流れるとは・・・・
それを受け入れたNHKすごいです。
テレビの力が落ち込んでいる昨今、稀に見る良い番組だったと思いました。

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