虐待の現場
台風のスピードがおそくて台風一過とはなりませんが、東京都はほぼ雨もやんで回復に向かっているようです。
とはいえ昨晩の風雨で道路状況も通常時とは異なることもあるかと思います。
お出かけ、レッスンのみなさんお気をつけてお出かけください。
さて、
ドメスティック・バイオレンスの件数が急増しているそうです。
それも日本だけではなく世界的規模でです。
DVや児童虐待は弱者、主に女性や児童に対して行われますが、それらは貧困や生命の危機とも直結しています。
いますぐ減らす対策をとらなければならないと懸念されます。
またコロナによるストレスをどう減らし弱者が弱者を痛めつける社会構造を断じて許してはならないと思います。
では、DVや児童虐待とはどんなことを示すのか?
わかってはいるけど明確な定義はないようです。
しかしこのサイトにわかりやすく示されているのでリンクしておきます。
もしご自身やご家族がそのような状況下にあったり、そうした状況下にある人を知っていたら
児童相談所虐待対応ダイヤル 189
DV相談ナビ 0570-0-55210
にご連絡ください。
で、これは何も人が人にだけではありません。
同様のことは人が犬に対しても行われています。
しかもそれをしつけとかトレーニングと称してプロやプロの管理のもとに行われていることが日本ではまかり通っています。
愛護動物をみだりに殺したり傷つけたりした場合→2年以下の懲役または200万円以下の罰金と愛護法では示されていますが、それが執行されることはまれです。
児童虐待やDVよりはるかに多いはずなのにです。
そういう状況をみつけたとしても市民の感覚としてそれをなんとかせねばという感覚は薄いように感じます。
虐待を見かけたエリアの動物保護(愛護)センター、または最寄りの交番・警察へ連絡することはないでしょう。
殴る、蹴るの暴行を与えることや、しつけ訓練と称した暴力は虐待です。
仮に命までは奪われなくても、心には強い傷がつきます。
物を投げて脅したり、激しく怒鳴ったりするだけでも犬は萎縮するし、怖くなって言うことを聞くようになります。しかしそれは一時的であることも多く、強烈な力の支配をもってしなければ効果を継続することは難しい。
したがって強制的な訓練と称する暴力や虐待では、一瞬にしてその力を動物や人にかけることが必要となるのです。
それをしつけや教育と称することで正当化することは言葉を持たない動物や反論できない弱者に対してはとても都合がよいのです。
しかし、どんなに正当化してもそれは暴力であり虐待です。
対する相手が女性であろうが男性であろうが、児童であろうが、犬であろうが・・・・です。
そして、そのきっかけは、経済的貧困だけではなく、むしろ人の意識の低さ、無知さ、勝手な思い込みから始まることも多いのです。
とくに犬のしつけに関してはネット情報だけに頼り、あたかもそれが正しいと思わせる情報に簡単に惑わされてしまう飼い主さんは無知の極みといえるでしょう。
あなたの性格や犬の性格、あるいはその環境や背景はネットのどこにも記されていないのです。
健康商品のCMに「これは個人の感想であり効果を示すものではありません」とあるように、その情報もあなたとあなたの犬にも効果があるとは約束されていないのです。
どうか、審美眼や炯眼(けいがん)をもって、情報を判断してほしいと願います。
ブログ村をワンクリックよろしくです。
にほんブログ村