年寄り扱いはしない
雨が降ったかと思えばこの暑さ・・・まいりますね
さて、さくじつはお休みでしたが、メールの返信やら新しいレッスンのカリキュラム作成やらでバタバタしておりました。
そんな中で子供に付き合ってバッティングセンターに行ってきました。
肩と手首の靭帯をバイクと他のスポーツで壊しているので力は入りませんし、老眼で球を追えないし・・・・と思いきや、そこそこちゃんと当たるし、芯に当てると結構飛ぶ!
そんなことで夢中になって100球以上打ったら、すっかり肩が上がりません。ダルいし違和感いっぱい・・・やはりムリは禁物ですね。
そんなことはさておいて、先日の日曜日、小型犬のグループに久しぶりにやってきたデューク!
パピヨンの13歳になるデュークはもっと若い頃にアウラにレッスンにきました。特に何か問題があるわけでなく、基礎トレーニングからというところでしたが、耳が聞こえませんでした。当時、私のパートナーのビンゴも耳が聞こえませんでしたので、トレーニングや伝え方はターゲットを使ったり立ち位置や色々な点での試行錯誤がありました。
元々こうしたことが好きなデュークはとても楽しくレッスンを受けていました。そうこうしているうちに新しい子がやってきて、そこからトレーニングはばとんたっちとなりました。
そして日曜日
歳はとって見た目にも動きも緩くはなりましたが、レッスンを始めると以前のように楽しく動き始めます。
若い犬たちとは違った人との関わりが見て取れます。
幸せな時間です。
私たちは年齢や性別や国や地域によって、無意識のうちに限界点を決めがちです。
お年寄りだからダンスを踊ってはいけない?
お年寄りだから旅行してはいけない?
お年寄りだから運転してはいけない?
なぜ通り一辺倒な要素で決めつけてしまうのでしょう?
80歳の人を100名並べれば全員が違った性格、行動、経験があります。
日本は十把一絡げ的な法律や価値観が強くありますが、もっと個人を大切にしてもいいのではと思うことがしばしばあります。
欧米に行くとお年寄りが自転車で旅行していたり、車いすでもパートナーと共に楽しんでいます。
車は横断歩道や信号がなくても歩行者が横断するとわかると誰もが止まってくれます。
駐車場でも日本のように綺麗に線を引いてあるわけではないが、それぞれが尊重しあって駐車しています。
文句言う人はいません。
ところが日本はちょっと目立つことをすると、誰かがこう言ったからそれはダメとか、ここにこう書かれているからダメと言います。
いやいや、よく考えてください、もっと頭と心を働かせてください・・・それが誰かの迷惑になっているのだろうか・・・
お年寄りが車の運転をするのは悪だと、まるでファッションのように取りざたされると、お年寄りが運転していると白い目で見る・・・ちょっと危なっかしい運転をしていると・・・ほら老人は免許返納しろっ、となる。
昨日も確認を怠って飛び出してきた車の運転車はお年寄りだった。確かに危なてかもしれないがこちらも注意して走れば良い。
それに最近よく見る、夜に無灯火で走っている人の多くはお年寄りではない。どちらかと言うとあっちの方が危険に思える。
まぁ、そんなことはどうでもいいのだが、私はもっとお年寄りが元気な社会、あるいは障害を障害と思わず過ごせる社会があってもいいのではと思います。
同様のことは犬にも言えます。
老犬は家で寝ていればいいのか?ただ死を待つだけ?
耳が聞こえないから何もできない?
いいえ、そんなことはありません。
少なくともアウラではありません。
私の最愛のパートナービンゴはなくなる1ヶ月前まで私とダンスを踊り、たくさんの人々に感動を与え去って行きました。
姿はなくともビンゴのことは人々の中で生き続けています。
デュークもまたそうやっていつまでも元気に前を向いてレッスンにやってくるのです。
もちろんその側にはいつも人が寄り添っています。
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