嫌な話だが

いいお天気ですね♪
お出かけ日和、レッスン日和ですね。こんな日は屋外レッスン場が大活躍です。
さて、先日の新聞にこんな記事がありました。
「散歩」宣伝実施せず　イオンペット　景表法違反
ウェブサイトや店頭掲示物、ペットホテルで預かっている犬たちを散歩させていますといいながら、実際にはしていなかったというもの。美容サービスの炭酸泉シャワーも実施していなかったということ。たぶん内部通報か、使用者からのクレームで発覚したのでしょう。
で、使用者（購入者）10万人に対して1頭あたり1000円の割引券を配布したということ。
まぁ、そんなこと氷山の一角でしかないのだが、小さくとも新聞が取り上げたことは評価できるのかなぁと思いました。
幼稚園や保育園という名の犬の一時預かり所は大人気だが、これが実情であることを使用者もそろそろ普通に知るべきではないでしょうかね。
以前にも書きましたが、これを機会にもう一度書きます。
書くのすご〜く嫌なんですけどね。
スタッフが仮に3名いたとしましょう。
預かる犬が15頭としましょう。大型犬も小型犬も様々、年齢もパピーがいれば成犬もいるし、気の荒いのもいれば臆病なのもいる。
それらを小さな空間で預かり、一度に離したらどうなるか・・・・簡単に想像できますね。
がんばったとしても3名のスタッフの目も手も追いつくはずがありません。結局はクレートやサークルで管理しながら、必要に応じて部屋に離すわけです。でその時の動画や写真を撮ってSNSにアップすれば、みんな楽しくやっている風に見えます。犬たちが真実を使用者に訴えることはありません。
散歩？
そりゃあがんばれば引っ張られながら引きずりながらならできるかもしれませんね。
仮に1名が留守番で2名が散歩に出るとしましょう。
15頭であれば一人で7頭か8頭をリードをつけて歩くことになります。
アメリカなどのパワフルなシッターならわかりますが、日本人でとなると普通に想像しても無理ですね。
では、3分の1、つまり2〜3頭づつならどうか？たぶんなんとかなります。
ただしそれを3回こなすことになりますから時間がかかります。
仮に1回の散歩に1時間として、入れ替えに30分とすると4時間30分かかります。
食事やトイレの世話、簡単なしつけなどの世話をする時間を鑑みるとスタッフは休む暇もなく働き続けなくてはなりません。
丁寧に日記も書かなくてはなりません。
また、ローテーション式にすると狭い室内で待機しているたくさんの犬たちの面倒をみるのはたった一人のスタッフです。
当然できることは限られるので他の犬たちが散歩にいっている間はクレートかサークルの中にいるしかありません。
おとなしい子や仲良く遊べる子は部屋に出してもらえるでしょう。
でもそうしたことを使用者に犬たちは密告しません。
でも現実はこんなものです。もちろんそうでないところもあります。
そうしたところはスタッフの数と犬の数と部屋の大きさととりまく環境に十分配慮しているはずです。
それができているところは本当に素晴らしいと思います。
頭の下がる思いです。
もしわたしが一時預かり所を開設するならばスタッフ1名に対して2頭まででしょう。
15頭なら8名のスタッフで犬たちの日常をサポートします。
空間の大きさは今のアウラの屋内レッスン場ほどは最低でも必要です。
スタッフルームも必要です。
そうすると1頭あたりのお預かり代金は1日1万5000円ほどになるでしょう。
でないと経営が成り立ちませんからね。
でもそれだと高すぎて需要にマッチしません。だからスタッフの給料を減額して安く、長く、過酷に働かせることで、お預かりの料金を低くして需要に合うようにするしかないのです。さらに競合他社にも対応しなくてはなりませんから、トリミングやなんやらで多角経営化していくことになります。
大手などは人材もたらい回しです。次から次に新人が入ってきては辞めていきます。
だから当然ですがいつまでも素人集団が犬の面倒を見ているわけです。
こんなことあえてわたしが言わなくても、この業界にいる人ならだれでも知っている事実です。
でもだれも言わない・・・・
わたしがなぜ言うか？
そりぁ、わたしはなんの団体にも属していないし、そういうことに手を染めていないから
それだけです。
新聞が取り上げたと言うのは嬉しいことではありますが、それを見ていない人は今日も大手ペットショップなどの一時預かりに犬を預けに行くのです。
そして、引き取りに行くと、犬は嬉しそうにしっぽを振って迎えてくれる。
で、スタッフは疲れた顔一つみせず、「きょうもいい子でしたよっ」と日記とともに渡されて一日が終わるのです。
まっ、それも需要と供給ですからね。わたしが否定するものは何もありません。

4月29日昭和の日にディスクドッグ講習会を行います。※雨天中止です。また前日が雨でグランドコンディションが悪い場合も中止です。
ゴールデンウィークの中ですが、4月も5月も土日が全部空きがない状態なのでここしかありません。
そんなわけで参加数も少ないとは思いますがグループでのレッスンとなります。
午前10時30分アウラ集合
屋外レッスン場にてスローイングの基礎を行います。
また同時に犬の管理についてもレッスンを行います。
屋外でダウンステイまたはソフトクレートでの待機のレッスンです。
ドッグコントロールとして、クイックレトリーブ、クイックリリースのレッスンを行います。
昼食を済ませたのち、場所を移動してゲームの組み立てについてのレッスンを実践形式で行います。
参加数は少数です。
料金4,320円/1名1頭
メールにて、タイトル「ディスクドッグ講習会参加希望」でお申し込みください。

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