休憩は犬の心身を育む上で重要
どしゃぶりの雨ですね。
今日は朝からお昼までパソコン仕事です。
メールの返信やらイベント情報のご案内やらなんやらとレッスン以外にやることがたくさんな私・・・あぁ一人は気楽だけど不得意分野もやらなくてはねぇ。
で、パソコンにへばりついているとウノは時々私のところにやってきて顔を一生懸命なめます。ある程度やってダメだとあきらめてふて寝しています。
昨日ノアちゃんやマオちゃトトちゃんたちとあそんだのだから今日はいいでしょって、犬には通用しませんね。とくに子犬はすぐチャージしちゃいます。
一方で体力的なチャージだけではなく精神的なチャージや肉体的なチャージも子犬には欠かせません。
ウノは日々たくさんの犬たちとの関わりを持ったり運動した頭を使ったりしていますが、実は休息時間もしっかりとっています。
休息時間は一日の中でもありますし週の中にもあります。
常に心身、それに頭を動かし続けていると消耗してしまい身につきにくい・・・効率が悪くなる傾向があります。
筋肉は休ませないとつきにくいし、しなやかさを失いかねません。ウノは強烈な筋肉は持っていませんがとてもしなやかです。
食事と運動と休息の組み合わせが成し得た体型です。
また精神的にも常に負荷がかかっているとある段階でバーストしてしまいます。
ボーダーコリーは脳関門が緩いので薬物に影響しやすく、イベルメクチン中毒はよく知られています。
こうした傾向は精神的な背景にも依存するとも考えられ、ストレスが強くなると転位行動や常同行動に転じることもあります。
社会化期においてもそれは然りで、車追いなども本来ならば特にもんだいなくクリアできているはずが、なんらかの精神的なストレスが蓄積されていると突然車に反応してしまうことがあります。
飼い主さんの対応如何によってはそれが強化されて散歩もままならないということもあります。
ですので私はウノが精神的にストレスがかかりすぎないようにレッスン間でも週の中でも何にも触れない時間を持つようにしています。
で一番関わらないのが私になります。なぜならウノにとって私が一番刺激的だからです。
ここを間違えるとモードが切れなくなってしまうのでいつまでも同じことをしてしまいます。
頭を使うことに対しても同様です。ボーダーコリーは賢いといいますがI.Qではかればたかが知れています。
そんなウノにあれもこれも教えれば当然すぐにパンクしてしまいます。
そうすると興奮から吠えてしまったり噛んだりわけのわからない行動をとったりします。これでは学ぶどころかストレスになってしまいます。
スタンダードプードルやシェパード、テリア種などもその傾向があります。
レトリバーはとても忍耐強く、あれもこれもに根気よく付き合ってくれますが、精神的には疲弊していることもありますのでやはり学習の基本は短冊練習が大切ですね。
クリッカートレーニングは時と場合によっては効率よく学習をすすめてくれますが、この意味を理解していないとストレスに気がつかないでいることにもなります。
そんなわけで私はウノにはトリック的な要素を何も教えていません。
スピンもまたくぐりもお手もロールオーバーもまったくできません。
もちろん教えれば数分で行動だけはできるようになるでしょうが、はっきりいってしまえばそれだけでは学んだことにはなりませんし、コマンドで動けない状態でダンスの中で組み合わせるには強い負荷がかかることも当然なわけです。
可能な限りそうしたストレスを加えずにすこしづつ、ありのあゆみのごとくウノに学習をさせています。
ダイナミックで派手なことはなんにもできませんが、私の言葉と心に耳を傾けて穏やかな気持ちで向き合ってくれたなら私はそれで満足なのです。
よって休憩は犬の心身を育む上で重要ということです。
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