犬は先生
曇り空スタートですね。
雨ふるのかな?
洗濯物は外NG?悩みますね。
さて、昨日はルーデンスっ子のまおちゃんとUNOをつれてプチトレッキングしました。
3時間程度の軽ハイキングですが、とっても楽しく学びの多い時間となりました。
緩やかな勾配から藪漕ぎするような急勾配、平坦な場所、見通しの良いところとそうでないところ・・・・様々な地形においてリコールしたりヒールウォーキングしたりステイしたりウエイトしたりしながら社会の中で適応できる精神性と行動を伝えていきます。
狭い真っ平らでなんの変化もない室内では100年続けてもありえない学習です。
ドイツのパピークラスでは郊外の森の中などのスクールに車に乗せて三々五々から集まってきます。
そして大きな犬も小さな犬も人とのコミュニケーションの基礎を学びます。
そして解放して森の中をみんなで移動します。
シェパードもボーダーコリーもトイプードルも、みんな移動しながら犬同士でふれあいます。チェイスする子もいればワンプロする子もいます。もちろんオフリーシュです。でも犬たちはどこにもいきません。もちろんハンドリングすることも大切なトレーニングですので状況に応じて飼い主さんたちはリコールしたりステイさせます。犬たちは自分だけでここにいるのではなく人とともに過ごしているということや興奮ばかりしていてはいけないのだというセルフコントロールを学びます。
そして再び広場に来るとベーシックなレッスンが始まります。そんなことを半日して過ごします。
わずか生後数ヶ月でこのような経験を得た犬は将来において悠々とカフェでくつろいだり、公共機関に乗ったり、街を歩いたり、公園などで犬同士で遊んだりといった幸せを得ることができます。
もちろんマナーや基礎的な生活面についても飼い主さんは学びますので社会に適する素地ができます。
日本ではドイツと同じことはできませんが、私の考え方は同じです。
山道を歩いている時も駅前を歩いている時も公園を歩いている時も市街地や住宅街を歩いている時も、同じルールに沿って柔軟に調整軸を変化させて自分の犬だけが楽しいとか自分だけが楽しいのではなく、他の犬も他の人もそしてとりまく社会が安全で楽しいものであるように伝えていく。
昨日のサモエドのラブちゃんの散歩レッスンでも同様にこんなシンプルなことを生徒さんが伝えていきました。
まだ6ヶ月のパピーですが、出会うみなさんからいっぱい褒められていっぱい愛されていっはいの友達ができていきます。通り過ぎる人々が柔らかな目を向けていきます。
まだまだセルフコントロールできない場面もありますし生徒さんもちょっと自信ないところもありますが、こうして私からのアドバイスを自分のものにしていくことでお互いの信頼関係は本物へと育まれていきます。
そういう私もUNOとともにまだまだなところを育んでいる最中です。
いつも言うように、できないことのいいわけを10上げるより、できることをひとつ見つけることの方がどれだけ発展的でストレスがないか・・・
知らなかった・・・・は人間の世界でいえば20歳まで。その先は責任を問われるように、犬は1歳までがそれにあたります。
しかし日本ではよっぽどのことがない限り飼い主の無知を法が裁くことはありませんし、日本人は何もいいません。
日本では動物愛護法は動物先進国から40年遅れているといいます。もしかすると追いつけないくらい遅れているかもしれません。
なにしろ犬はもの扱いです。もの扱いの法律に右往左往しても器物破損とか遺失物扱いとかそんな程度のものさして計られるだけです。
そもそも間違った法律が毎日のように新聞を賑わしているのが日本です。
法律というものさしで犬を育てるのではなく自分の中に知識と知恵を持ち、自分の愛する犬にたくさんの幸せを届けられる飼い主になってほしい。
ラブちゃんもまおちゃんもUNOもみんなみんなそんな人間によって育まれ、私たちは犬たちから多くを学ぶ。
UNOよ、まおよ、ラブよ、君たちは私にとって最高のteacherだよ。
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