wcfoコンペの結果と私たち
お天気ちょっと曇り気味ですね。
洗濯物を外に干しましたが・・・・微妙です。
さて、昨晩、ハイキングから帰宅するとWCFOから国際郵便が届いていました。
2018年12月に開催されたWCFO/K9フリースタイルビデオコンペティションの結果が1年近く経って届きました。
ウノが4ヶ月から6ヶ月の時に演じたひつじのショーンの「Life is a Treat」です。
動画の送り方が以前とは異なっていることが知らされていなかったりで、何度もメールでやりとりし、それでも結果がまったく知らされなかった状態でした。
主催者のパティさんが大きな手術をされたこともあったようです。
もう完全に諦めていて、次の作品を作る気持ちもなくなっていました。
1年も放置されていて、結果がわからずにいればその間にあるコンペにも参加できません。
もっとも私たちの場合は何をするのも楽しい遊びであり、ウノが楽しくて、その姿がみなさんに響いていただければそれだけでいいのですがね。
すっかり忘れていた頃に届いた結果は、オフリーシュのビギナークラス(初めはここから始まります)のMF(楽しく安全ならなにしてもいいよってカテゴリー)で1位となりました。
得点は技術点が8.5点、芸術点が8.8点です。
6ヶ月齢で初のコンペでこの得点はかなりいいと思います。
結果は嬉しいですね・・・でも私たちにとってはそれほど重要ではありません。
それよりもジャッジからの評価コメントが嬉しい。
「それは心奪われる愛らしい演技。楽しい動きに楽しい小道具の使い方がいっぱいありました。犬は十分に集中していて、ハンドラーと犬の両方が明らかに楽しんでいます。私はこの演技を楽しく見ることができました。最高です。」
まさに私たちが表現したかったことがジャッジに伝わっていました。
パピーのウノとの演技、ルーティンには特別なトリックは入っていません。
それこそツイストひとつ教えていないしできません。正確なポジションも入っていません、というか演技でいれられるほど理解できていません。
そんな状態でコンペクオリティをどう作るか・・・・でも私たちにとってそれはとても容易く、ただ楽しいものでしかありませんでした。
とくにモチベーターは要らないし、練習も必要ありません。
たんに楽しむということ、やり直さないということ、できたことに満足すること・・・それだけです。
ですから送った動画はけっして出来の良いものではありません。
あとから見直すと、もっと良くできるだろうなぁってところがたくさんあります。何度も撮り直して送ればもっと良い点数になったことは明らかです。
しかし、それによってウノと私の楽しむ時間が少なくなるのなら、それは無駄な時間になるでしょう。
日本一になることはそれほど難しくありませんが私たちは価値を感じません。むしろそれに関わる犬の負担は私には苦痛でしかありません。
それよりも、昨日のハイキングの時のように、たくさんの人たちに声をかけられ、触られ、海岸であった耳も聞こえない目も見えない16歳のスパニエル犬や様々な犬たちと仲良くし、たくさんの人と犬たちを笑顔にできるウノにこそ大きな価値を感じます。
それはとくに訪問活動をする必要もなく、日常の中にあります。
杖をついた老人は石の上にしゃがんで、ウノを呼び寄せます。ウノはなんの迷いもなく、杖をもって震える手の中に静かに入っていきます。
スロベキアの女性には日本の犬の素晴らしさを知っていただけました。
日本人、韓国人のカップルたちはこぞって写真を撮ります。ウノは嫌な顔ひとつせず笑顔をみせます。もしかするとどこそこでインスタにアップされているのかもしれません。
でも一番の笑顔はいつも私の中にあります。
それが私の犬との関わり方であり、お伝えしたいことです。
フリースタイル、犬とのダンスもまた然りです。
結果を出すことに躍起になって犬が道具化することが多い中でもしかすると異端児かもしれませんし、受け入れられないことかもしれません。
私はそれでかまいません。
私はドッグダンスの先生ではなく、犬と安全に楽しく散歩をしたりいろんなことを楽しむための術をお伝えしているだけです。ついでにダンスもすこし教えられる。
私たちは犬を評価するのではなく、犬が私たちをどう評価しているかが大切なのです。
今回のコンペの結果はあらためてそのことに気づかせてくれました。
ありがとうウノ。
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