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思春期はなんて複雑で楽しいのでしょうか?

快晴のお天気がつづきますね。でも空気がからっからで、喉はいがらっぽいし、なんとなく自分もほこりっぽいような気がしてきますね。
UNOはブルーマールなのでいつもほこりっぽいような感じですが、さわるとさらっさらできもちいい。ただこの時期は静電気がすごくって、毛が逆立っていることもあります。
さて、今日はマオちゃんがやってくる日です。ノアちゃんのレッスンもあるのでみんなで遊べそうです。
マオちゃんは3ヶ月半で天真爛漫。社会化も順調に過ぎていき、これから怖いものを学ぶ時期がやってきます。
ノアちゃんもUNOもちょっと前に通った道です。
UNOはその頃は、何気なく置かれた工事中の立て看板にびっくりしたり、ショーウィンドゥの中に飾ってあるぬいぐるみやマネキンにびっくりしたり、えっ、そんなのこれまでも見てきたでしょっていうものに反応していました。
でも今はもう何てことなく通り過ぎています。
4ヶ月齢前後というのは本当に面白いです。
でも面白いとばかりも言ってられないこともあります。
たとえばボーダーコリーの追いかけ行動はこの頃に強く現れることが科学的に証明されています。それ以前にも反応はでる個体もありますが、やはり気をつけないといけないのはこの時期です。
なのでマオちゃんの社会化はちょっと車から離れてやり過ごすことも必要です。
今日は町田駅の商店街にいってきましょう。若葉台駅や新百合ケ丘駅はもうクリアしていますのでこの近辺でもっとも乗降客の多い町田駅で様々な刺激に対応できる社会性をつけていきましょう。
商店街ではにおいや音があふれています。人間でも歩きにくいところを私に意識を持ちながらも周りを受け入れる・・・・言うは易しですが、現実はかなりハードルが高いです。
UNOはそんな中でもヒールウォークができるほどになりましたが、すこし前まではどこ歩いてるんだか・・・・って感じでしたので、マオちゃんもはじめはそうなることも予想されます。
UNOと二頭散歩、初心に戻ってゆっくりまいりましょう。
一方、ノアちゃんは思春期真っ只中。女の子は家を守る意識が強くなる時期なので、外の物音に警戒心が強くなったり、物を囲い込んだり、特定の相手以外を排除しようとしたりして自分と自分の所有するものを守ろうとします。
けれどどの子もそうなるかというとそうでもなく、かなり個体差はあるように思います。
同じくらいの月齢のセオンは同じボーダーコリーでも男の子。こちらはエロエロモードが高くなっています。男の子は種の保存能力が高まり、自己表現が強くなります。そうなるとわがままに見える行動が色々でてきます。
あちこちにマーキングするし、女の子にしつこくつきまとったり、匂い嗅ぎに夢中になったり、特定の場所から離れなくなったりします。なので今までは呼べばすぐ戻ってきた子でもなかなか戻ってこなくなったり、行きたい方向にぐいぐい引っ張ったりと散歩も今までのようには行きにくくなります。
この時期までにお互いの関係づくりができていないと、それこそ散歩どころではなくなりますし、時には逆ギレして手に負えなくなることもあります。やはりトレーニングは6ヶ月になる前にある程度済ませておきたいところですね。
で、UNOはというと、やっぱり思春期で、匂い嗅ぎ大好きモードになると呼んでから数秒の間があってから、おっとしまったって感じで急いでやってきます。こっちはちょっとイラっとしますがそんな時は叱ってはいけません。むしろ、よく戻ってきたねってうんと褒めてあげないといけません。なにしろ人間でいうと中学生みたいなものですから、自分が一番正しいと思って行動しているわけです。正論ぶつけたって嫌われるだけです。
マーキングは数回だけ足をあげただけで、今の所ほとんどありませんが、早い子は6ヶ月くらいからマーキングもマウンティングも強くなってきます。小型犬のほうが性成熟ははやいので、かわいいトイプードルやチワワなどは4ヶ月くらいからそうした行動が高くなる場合もあります。
UNOはちょっとのんびりかな?
また、人の気を引こうとする行動もつよくなるのがこの時期です。これは女の子も男の子もかわらずあるように思います。
いたずらをほとんどしなかったUNOですが、最近はよくいたずらをします。
それをしたらいけないというのがわかっているのにやります。
で、叱られるのを待っています。その時の顔がなんともかわいくて・・・・ついニコニコしながら叱ってしまう私・・・・まんまと乗せられています。
しかし、こうした思春期の特異的に見える行動も、その時期をすぎてしまえば、なんだったのかなぁっておもうくらいスッキリ解消されます。
なので、あまり気にしないこと、強く否定したり、関わらないことが基本のスタンスです。そしてお互いに目標もって楽しいことを続けることです。
スポーツでも勉強でもなんでもかまいません。お互いに協力してできることで達成感を持てばいいのです。
時に失敗もあったほうが絆は強くなります。今の私とUNOはそんな感じです。
ドッグトレーニングは、しつけとか訓練とかに置き換えられるのが常でしょう。それも大切ですが、それだけでは人と犬の関わりは強くはなりません。
おすわりや待てがいくらできたって、その子の中身を知らなかったら、単なる芸か競技の上での課目でしかありません。
あぁ、今は待ちたくないんだね・・・その気持ちわかるよって言ってあげられる気持ちを育んでほしいと思っています。
そんな私も「わかるよって気持ち」と、「やりたいっていう気持ち」と、「やりなさいっていう気持ち」とがごっちゃになりながら向き合っています。
こんなにも複雑だけど豊かな気持ちにしてくれる犬たちに感謝ですね。

写真は今日の朝のUNOくん。もうすっかり小さくなってしまったクッションになんとか丸まっている姿が愛おしい♪
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