仔犬を迎える準備　遊び道具

仔犬を迎える準備として私にとって最重要項目のひとつ
それが遊び道具です。
すでにウノとは勇者ケネルで初対面したとき持参したタグトーイで遊んでいますが、その時の感覚こそが車でいうところの試乗のフィーリングのようなもの。
レスポンスや潜在能力までもが感じ取れます。
もちろんまだうまれて数十日の子犬ですから寝ているか飲んでいるか出しているかのほうが多いわけで、その頃では一般的にはそれは感じにくいかもしれません。
一般的には生後50日すぎからその感覚はより一層強く感じやすくなるので、子犬選びは50日前後に接して決めるのが良いと思います。
でも、私の場合はちょっと違います。
それは、私がウノを選んだのではなく、ウノが私を選んでくれたからです。
つまりファーストインプレッションはウノがしたのです。
おっ、この人間面白いなってどれくらい感じてくれたか・・・
おっ、この人間と暮らしてもいいかなってどれくらい感じたか・・・
すべてはウノが主体です。
そのために遊び道具は絶対に必要でした。
で、ウノが遊び終えた後
「けっこう面白そうだから行ってもいいよ」
と私にささやいてくれたのです。

この時、つかったタグトーイは私の手作りでしたが、それは勇者ケネルに置いてきました。
なぜなら、華さんがウノと遊んでいただけることがわかっていたし、彼女がそうしたスキンシップを大切にされている人間だと感じたからです。
今度私がウノと遊ぶ時、すでにそのタグトーイは人間の子供があかちゃんの頃から肌身離さず大事にしてるボロボロのぬいぐるみや毛布のような存在になっているでしょう。そしてそこに人との関わりという大切な記憶がつながっているのです。

私はあらかじめ同じタグトーイを準備しています。
迎え入れる時はそのタグトーイの登場です。
そしてそれがその先、ずっとウノと私をつなげていくのです。
遊ぶってすごい力があるってこと・・・私はこれからウノと改めて経験していくことになります。

遊び道具を準備する、それは子犬を迎える前から始まっているのです。

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