能力は使ってこそ能力
気持ちのいい秋晴れの朝ですね。
すこし空気が冷たくて、季節の移ろいを感じますね。
さて、まずはご案内からです。
先日お知らせしました手作り食セミナーは定員を超えましたので締め切らせていただきました。
ただし、その後も希望者がいらっしゃいますので来年のできるかぎりはやい時期に再度開催することとしました。
大変ご迷惑をおかけしますがいましばらくお待ちくださいませ。
日程につきましては近々に調整してご案内いたします。
さて、今朝は忙しくて朝散歩なしのウノくんです。
昨日も夜は雨だったので散歩なし状態が続いています。
まっ、そんな時もあります。そんな時は家の中でちょっと頭を使って疲れてもらいます。
昨晩はウノにシットとダウンとステイを教えました。
シットつまりおすわりはなんとなく理解できていましたが確実ではありませんでした。
ダウンは一度も教えていないので初体験、ステイはシットイコール留まることでしたがそれにコマンドをつけていきます。
単純にオスワリとフセを教えることは簡単なので数分で完了なのですが、それを保持することを伝えることがとても時間がかかります。
また基本姿勢の、4本足で立っているところからのオスワリと伏せているところからのオスワリでは犬の中ではまったく別の行動です。同様に伏せているところから立つことや立っているところから伏せるのも違います。
この違いを理解させるのも時間がかかります。
よくある間違いが、おすわりといっても伏せてしまうとか、おすわりはするけどすぐ動いてしまうとか、伏せてもすぐにおすわりになってしまうとか・・・それらは行動の理解が薄く、コマンドに対する深度が低いためにおこります。
また、トリートの使いすぎによりモチベーションだけが高くなりすぎて集中力が欠如してしまいコマンドを聞かずに行動していることもあります。
UNOもそういうところがありますので十分注意しているのですが、あらあら勝手にやってるわぁ・・・・となりがちです。
トレーニングはできるだけ簡潔に手短にが基本ですが、勘違いがはじまるとそれが複雑になり時間が長くなります。
レッスンではそんな場合はすぐにこちらでアドバイスをしますが、自己学習されていらっしゃる方の犬の多くはそのあたりがごちゃごちゃになっていて、できたりできなかったりという不確実な学びになるようです。
でもそれでも普通の生活をしている分にはとくに問題はありません。犬は飼い主さんのコマンドに混乱しながら行動するのでストレスは強いかもしれませんが、そもそもそんなにコマンド使わないでしょうし、使う場面も多くはないと思います。
私とUNOはおそらくJKCの訓練競技や試験を受けるので、確実ですばやくて保持のできるコマンドの理解を求めます。
まあ、血統書もまだ届いていませんし出れる月齢にもなっていないのでまだ先の話ではありますが。
それとは別に私とUNOはいろんなところに出かけるし、いろんな人や犬とも触れ合うのでコマンドは確実にしておく必要があります。
先日も足柄サービスエリアのドッグランに行った時、それが如実にあらわれました。
UNOは初のドッグランでした。すでに先客の犬たちがわさわさしていました。危険そうな犬と人がいないことを柵の外から確認してUNOと入ります。
UNOはワンクッションおきながら個々の犬と挨拶をしにいきます。
で、挨拶が終わったら私は一度UNOをリコールします。この時は100パーセントリコールできました。
他の飼い主さんが驚きます。こんな子犬なのに呼び戻しができることにびっくりされるのですが、私からすれば子犬の頃だからこそできるのであって、学べるということです。
実際にそこにいた犬のほとんどが呼び戻しができていませんでした。
で、どうなるかというとみなさん帰る頃に自分の犬を捕獲にいくのです。
中にはなかなか捕まらなくて、追いかけている人や、ご夫婦で挟み撃ちにして大捕物になっているところもありました。
この時は攻撃性のある犬や唸る犬はいませんでしたからまだよかったのですが、もしもその状況になっていて呼び戻せなかったら大きな問題に発生する可能性もあります。
UNOはたまたまこの時は完璧に呼び戻せましたが、いつもそうとは限りません。
危険はないものの大好きなアポロやモモたちと遊んでいる時は、耳がそのへんに落ちていてまったくコマンドが入らない時もあります。
まだまだだなぁと思いつつも、諦めず隙間をみつけてリコールして成功させていきます。
おすわりや待てもそれと同じです。
さぁ、今日はパピーパーティーです。今回も10頭の子犬たちが集います。そんな中でUNOはリコールできるのか、待てるのか・・・・たぶん無理だな・・・でもやってみよう。
能力とはつかってみて初めて能力ですからね。
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