第一回JKCドッグダンス競技会を終えて
7月1日ドッグリゾートワフで行われた第一回JKCドッグダンス競技会に参加してきました。
先のブログやインスタにもあけでいますが、コンペにあまり興味のないわけで私ですが、JKCでの第一回ドッグダンスコンペであることから、まぁ一回くらいはでてもいいかなぁというくらいの感覚で参加してきました。
にもかかわらずアドバンスドクラスという一番上のクラスに参加したわたしとウノ・・・・
なんの根拠もなく、むしろビギナークラスかアトラクション(エキシビジョンをこういう表現にしているようです)でよかったし、そのくらいのレベルのものしかお見せできなかったのですが、結果はどうあれどうせならって感じでアドバンスドにでました。
4ヶ月の時にやったことを5歳で
で、何をしたかというと、アウラのイベントでウノがパピーの頃にやったひつじのショーンを再編成したものをやりました。
というのも普段からダンスの練習をしていないのでルーティンがありません。
普通の方たちはその日にむかって日々365日練習を重ね、練習会やイベント、競技会に参加しながら長い時間をかけて調整して出られます。
私たちにはそのすべてがありません。
しかも4ヶ月の時はちっこかったウノも大きくなってしまったため、当時できたことができなくなっている要素もいくつかありました。
なので空いたところを埋める必要がありました。
そしてアドバンスドクラスの場合、ルーティンタイム(演技時間)が長いので、曲を編集して長くしなければなりません。またその分、要素を増やさなくてはなりません。
できることは限られている
普段から曲を聴いて構成するための要素を探して練習していればなんてことはないのですが、私たちはそれがないので、とりあえずできることをいれるのみ・・・・
まぁ、スキップにジグザク歩きに匍匐前進・・・・そんなものです。
なので構成もなにもなくて、曲に合わせるというよりも、適当な要素を並べてそれを時間内で終わらせるように内容でした。
もっとももうすこし時間があればちゃんと、どこで何をどういう場所でどういう方向でどれだけやるかと決めれるのですが・・・その時間も意欲もない私たち・・・・ほんと出るのが申し訳ないくらいでした
ただ、順位や点数ではなくUNOらしさ私たちらしさを表現
そもそも順位なんて最下位位でもいいやくらいのエントリーですし、どこの国だったかの外国のジャッジのことも何も知らない・・・・ちゃんと調べたり、その人の好きなタイプを入れるなどはコンペで大事なことですが・・・・
実際にも当日、はじめて姿を見て、へぇこんな人なんだぁという感じでした。
コンペ前日にはそのジャッジのセミナーもあって、当然ながら猛者たちはそれにも出ているわけで・・・・それに対して私は金曜日はレッスンで大忙し・・・はぁなんにもない私たち・・・ややもすれば落ち込みそうな状況でしたが。そこはウノの笑顔、いつも通りのテキトーペア・・・なんとかなるさぁという感じ
とにかくウノのかわいらしさ、そして社会性、私の犬への愛情が伝わればいいなって・・・そんなエントリーでした。
長い待ち時間
エントリーがアドバンスドのため、演技はかなり後の方でした。
なので私とウノは広いワフの屋外ドッグランで散歩したりフリスビーしたりして思う存分遊びました。
実はそんなことしているのは私たちだけでした。
ドッグランはほぼ貸切状態・・・・つまりだれもいないのです、本当に誰もいないのです。
たくさんの参加があるのですが、多くのみなさんは競技に集中させるために大半の時間をクレートにいれています。しかもカバーもしてあります、あるいはホテルに宿泊してその部屋にいたりします。
出す時はトイレか練習のためです。
私たちのように競技前に遊ばせるとか論外なのでしょう
また競技参加犬がフレンドリーであったり社会性がある犬とは限らず、実際、ウノも唸られたり喧嘩売られる状況が何度かありました。
クレートの使い方
ウノもクレートは持参していましたのでクレートに入れることはありましたが、この日も蒸し暑くて中に入れっぱなしはアニマルウェルフェアの観点からも好ましくないと判断して、足元で待機させたり、外の空気に触れさせたりしていました。
もちろん参加者のみなさんは十分に犬の状態は管理されているのでしょうし、私の考え方が間違っているのかもしれません。競技に関わる意識が薄すぎてダメなのかもしれません。
もしかすると、足元でヘラヘラニコニコしているウノの姿は軽蔑的に見られていたのかもしれません。
しかしながら、それが私の犬への愛情であり配慮であり日常なのです。
ジャッジの方もちらっとこちらを見ては何か言いたげでしたが・・・・多分ダメなことしているんだなぁとは思いましたが・・・
演技準備
演技本番前にサブリングが2つ用意されています。
それはエントリー順に使うことができますので、みなさんそこで1つ前、2つ前の方がつながって練習したり待機しています。
私とウノはそういう時間を必要ししません。
はいどうぞと言われたらはいはいと出れます。
しかしながら、羊のショーンのルーティンには小道具、いや大道具の設置が必要です。
規定では設置と撤収の両方で3分以内と規定されておりそれをすぎると失格とありました。
まあ、他の団体でもそうですのでその点はよく理解しています。
なのであらかじめ、設置と撤収の練習だけはしっかりしてきました
なのに、どういうことか、主催者の方がマイクで、時間が決まっているからそれを守りなさいとアナウンス・・・・
私は、あれもしかするといつもより時間がかかってしまっているのかとつい慌ててしまいました。
それて駆け足で作業をすることになりました。
この暑い中、タートルネックのセーターにコートにブーツの私はその時点で汗だく、息がきれます。
しかしながら、演技はもう始めなくてはなりません。
いつもとは違うことが起こることも想定内で
そんなことでウノにもちょっとストレスがかかったと思います。
スタート地点につくまでのウォーキングでそれを感じました。
しかしながらそういうことも想定しておかなくてはならないのが競技の世界です。
私自身はもう十分そうしたことを経験してきたはずです。
とはいえ、ダンスのライブコンペに出場するのは10年ぶりかそれ以上です。
もちろんウノとは初です。
もはや浦島太郎の状態でしたので感覚もすこしおかしかったと思います。
あくまでもこれは自分のミスなのです。
普段通り
演技はするすると始まりました。
ウノはいつも通り、私だけがスタートから息がきれている・・・
若干のギクシャク感はありつつも、ウノの自然な動きに助けられて進行していきます。
音楽は3日前に少し長く編集し直したので、それで動くのは初めての事です。
はたして辻褄合わせできるのか・・・正直なところ終わってみなければ分かりませんでした。
それと空間の認識がまったくできていません。
ウノはこの日はじめて本番のサイズのリングで演技します。もちろん私もです。
普段からワフで練習していればなんて事ない事ですが、こればかりは経験がものを言います。
馴致時間に私は足はかりでどこをどう動くかをチェックしましたが、はたしてそれで時間通りにできるのか・・・
さらのジャッジから見える場所で演技できるのか・・・・
狂った空間認知
で、実際にはいくつもの要素で動く方向を誤まったり、距離が足りなかったり、ジャッジから見えないところでの演技になりました。小道具に詰まってしまったところもありました。
その都度修正はしましたが、まぁいつもの出来からすれば6割から7割くらいの出来だったでしょう。
それでもウノはいつもとおり尻尾もたらんとリラックスさせ、ストレスや興奮で吠えることもなく普段通りの笑顔で楽しく動いていました。
私にとってこれはとても大切なことなのです。アニマルウェルフェアの観点からも、演技をつよく強いたりすることでストレスがかかり、強烈に吠え続けたり怯えていたり、毛を逆立てたり、尻尾が極めて立ち上がっているシグナルは好ましくないと思っています。ウノにはそれが一切なかったことが私にとっては一番の喜びでした。
結果は
結果は4席となりましたが、終わる前からなんとなくそんなものだろうなぁと思っていました。
まぁ順位と点数は私たちにとってはあまり大きな価値はありません。
それよりも、演技後に本当に多くの方から、たくさんの言葉をいただけたこと、笑顔をいただけたことの方が価値があると思っています。
「こんなにも犬が楽しそうに動けるななんて・・・」「すごくかわいくて・」「まるで自分の好きな映画をみているようで・・・」「あんなに大きく自由に動いていて・・・」「ストーリーがあって、動きや音楽だけでなく歌声まで聴こえてくるような素敵な作品・・・」「ボーダーコリーってこんなにもかわいいんですね・・・」「一気にウノくんのファンになりました・・・」「ドッグダンスの見方がかわりました・・・」などなど
多くは見学の方や見知らぬ方からの声です。
同じ競技者の方からは「流石です」の一言が多かったですが、全然さすがじゃないわけで、むしろみなさんの方がさすがだと思いました。
とにかくウノと私の演技がすこしでもみなさんをワクワクさせたり幸せな気持ちになっていただけたのなら、このコンペに出た意義があります。
次に向かって
羊のショーンはこれでおしまいです。でも実はもう次のことは随分前から計画しているのです。
そのことはまだ触れられないのですが、1年半かけての計画です。そこにドッグダンスも一部分として含まれています。
そのためのルーティン作りを1年かけて行っていきます。その様子はインスタにアップしていきます。
私たちにとってドッグダンスは生活のほんの一部分であって全部ではない、多くでもないのです。
それでも十分楽しいし、犬にストレスをかけないためには必要かなって思っています。
動画はインスタで
今回の動画はインスタに上がっていますのでご興味ある方は見てください。