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    犬のことって知ってるようで実はよく知らない事が沢山ありますね
犬の気持ちや行動を知らないままに接したり、思い込みで接した結果、とんでもない問題に発展する事もあります。

犬ってなぁにでは、犬の気持ちや感情、体調管理やしつけのしかた、食事や散歩の仕方、手入れやグルーミング、ペット保険や動物病院のことなど、飼い主さんと犬をとりまく事情について幅広くお伝えしています。
また、地域別に動物病院の検索などをご提供してまいります。飼い主さん愛犬が笑顔で豊かに過ごせることを目指しています。

犬の目やに
2017年1月20日

「うちの子はよく、大きな目やにがついていて、拭いても拭いても出てくるんですよ」という話をよくお聞きします。

そこで今回は犬の目やにの話です。

そもそも、犬の目やにはなんで出来ているのかご存知でしょうか?

おそらく大半の人が目の奥のどこかから出てきているとおもっているのではないでしょうか?

残念ながらそればブーです。

正解は皮脂腺(含む眼瞼のマイボーム腺/Meibom)の分泌液が目の表面(瞬膜)や眼球に付着したホコリがかたまってできたものです。

つまり目やには雑菌やほこりが目にはいらないようにしている大切なプロテクターでもあります。

そのため生活圏がほこりっぽかったりすると目やには増えるでしょうし、乾燥が強くなる冬なども増える傾向にあります。

ですので目やにがでるのは普通のことなので病気ではありません。

ただし、目やにの色や触感によっては病気を疑わないといけなくなります。

まず一般的に健康な状態での目やにの色は透明〜白っぽい色〜すこしきつね色程度です。

触感は手で軽く取り払うと、その手にべたつかないようなものです。

少し多い場合は乾燥やほこりで軽度の結膜炎や角膜炎になっている程度です。自己修復できる範囲なのでとくに治療の必要もありませんが、多い場合は人用の目薬(いわゆる充血した時に使う人工涙液で、疲れ目とかに使うきついやつではない)

しかし、色が濃いきつね色〜真っ黒で、手にねばりつくようなものはすこし注意が必要です。

また、黄色い色や緑色っぽい黄色の場合はウィルスや細菌感染の疑いがでてきます。

ただしそのような場合は体調もよくないですし、小型犬などは元気もなくなります。そうでなければこれもまた自己免疫で修復中なのでそのまま様子をみればよいと思います。へたに獣医にいってステロイド系の薬を処方されるとむしろ自己免疫力を落としてしまいます。そうなると一時的には回復しても、次に同様の状態になったとき自己免疫力がよわまってしまい薬に頼る体質にかわっていってしまいます。

とはいえ心配な病気もあります。
ほこりや気候に関係なく目やにが多くて、なおかつ膿みのような粘り気のあるどろっとした目やにが出続けているならば検査が必要です。
ネットで調べればいろんな病気について書かれていますがそこで自己判断するのは危険です。知識を得る事は大事ですが、それが元で誤った所見を見立ててしまうと、犬は自分からどこがどうだと言えませんので手遅れになることもあります。
犬の知恵袋では病気についてあえて詳しく書く事をしないのはそのためです。

それから、体質的にめやにのつきやすい子というのもいます。

皮脂腺の分泌液を制御する内分泌因子には脳下垂体、副腎皮質、性腺などで生成されるホルモンがあります。

これらのホルモンが皮脂腺の大きさや皮脂生成を調整しています。

つまりホルモンの影響を受けているわけですのでこのホルモンバランスがなにかしらでくずれやすい体質の子は分泌液もコントロールができず、多くなりすぎたりすくなかったりしてしまいます。少なすぎると結膜炎になったりひどいとチェリーアイといって目が真っ赤になるタイプの犬種もあります。

一般的には若いときのほうが分泌液は多いので、ある意味で目やにが多いのは若い証でもあります。

それから、毛色の濃い子は目やにが目立ちますので多く感じます。

黒ラブちゃんなんかは白い目やにがついていると目立ちますよね。

まぁ、きれいな手でかるくとってあげればいいと思います。

それから涙やけもその一つですが、こちらは涙腺のコントロールが強く影響しているのでまた別で書きますが、どちらにしても適量の分泌液がでているのは普通です。

犬の気持ちや行動を知らないままに接したり、思い込みで接した結果、とんでもない問題に発展する事もあります。

犬ってなぁにでは、犬の気持ちや感情、体調管理やしつけのしかた、食事や散歩の仕方、手入れやグルーミング、ペット保険や動物病院のことなど、飼い主さんと犬をとりまく事情について幅広くお伝えしています。
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